Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド |
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第7部 ツール編 | > 第51章 Interstage運用API | > 51.2 Interstage運用APIの詳細 | > 51.2.1 環境操作関数 |
本関数は、以下の機能を提供します。
Interstage運用API環境を初期化します。運用APIの初期化は、アプリケーションで1度だけ発行してください。
Interstage運用API環境を回収します。運用API環境の回収は、アプリケーションで1度だけ発行してください。
サーブレットAPI環境を初期化します。
本機能は、以下の方法でInterstageを初期化した場合のみ有効となります。
本APIは、管理者権限を持つユーザが起動したプロセスから発行してください。
サーブレットAPI環境を回収します。
#include "ISOP.h" void ISOPenv(char *reqparm)
引数reqparmは、パラメタ構造体を指すポインタです。パラメタ構造体は使用する機能ごとに、指定された形式の構造体を獲得し、設定してください。
パラメタ構造体へのポインタをchar*型にキャストして、引数としてください。
獲得した領域は、あらかじめゼロクリアしてください。
下記のISOP_CTRL構造体を獲得し、パラメタを設定してください。
typedef struct _isop_ctrl_t { /* 基本情報制御表定義 */ long request; /* 要求コード */ unsigned long pktvl; /* 本制御表のバージョン情報 */ long result; /* 実行結果 */ long detail; /* 原因コード */ char sysname[12]; /* 操作対象システム(Solaris OEのみ) */ char rsv[52]; /* リザーブ */ } ISOP_CTRL;
メンバ名 |
型 |
設定値 |
意味 |
---|---|---|---|
request |
long |
ISOP_RINIENV |
要求コード: |
pktvl |
unsigned long |
ISOP_006 |
制御表のバージョン情報 |
|
char |
システム名 |
操作対象とするシステム名 |
注)
システム名が省略された場合は、環境変数IS_SYSTEMに設定されているシステム名が有効となります。システム名と環境変数IS_SYSTEMが省略された場合は、デフォルトシステムが有効となります。
Standard EditionおよびPlusでは、システム名は無視されます。
メンバ名 |
型 |
復帰値 |
意味 |
---|---|---|---|
pktvl(注1) |
unsigned long |
ISOP_006 |
復帰した制御表のバージョン情報 |
result |
long |
0 |
正常終了 |
-1 |
異常終了 |
||
detail(注2) |
long |
原因コード |
エラーの詳細情報(実行結果詳細値を参照) |
注1)
APIが復帰時に通知する制御表のバージョン情報については、“Interstage運用APIの制御表のバージョン・レベルについて”を参照してください。
注2)
異常終了した場合はdetailのみ正しい値を設定します。その他の値の内容は不定です。
define値 |
値 |
意味 |
---|---|---|
ISOP_EINVAL_REQ |
2101 |
要求コードに誤りがあります。 |
ISOP_ENOMEM |
3002 |
メモリ不足が発生しました。 |
ISOP_ESYSERR |
4001 |
システムエラー。 |
ISOP_ESTPIS |
4102 |
Interstageが起動されていません。 |
|
4110 |
操作対象システムが存在しません。(注) |
|
4111 |
異なるシステムに対して環境初期化APIを発行しました。現在、環境初期化済みのシステムに対して、環境回収APIを発行後、再度発行してください。(注) |
注)
Enterprise Editionで、pktvlがISOP_005以降の場合に有効。
下記のISOP_CTRL構造体を獲得し、パラメタを設定してください。
typedef struct _isop_ctrl_t { /* 基本情報制御表定義 */ long request; /* 要求コード */ unsigned long pktvl; /* 本制御表のバージョン情報 */ long result; /* 実行結果 */ long detail; /* 原因コード */ char sysname[12]; /* 操作対象システム(Solaris OEのみ) */ char rsv[52]; /* リザーブ */ } ISOP_CTRL;
メンバ名 |
型 |
設定値 |
意味 |
---|---|---|---|
request |
long |
ISOP_RTRMENV |
要求コード: |
pktvl |
unsigned long |
ISOP_006 |
制御表のバージョン情報 |
メンバ名 |
型 |
復帰値 |
意味 |
---|---|---|---|
pktvl(注1) |
unsigned long |
ISOP_006 |
復帰した制御表のバージョン情報 |
result |
long |
0 |
正常終了 |
-1 |
異常終了 |
||
detail(注2) |
long |
原因コード |
エラーの詳細情報(実行結果詳細値を参照) |
注1)
APIが復帰時に通知する制御表のバージョン情報については、“Interstage運用APIの制御表のバージョン・レベルについて”を参照してください。
注2)
異常終了した場合はdetailのみ正しい値を設定します。その他の値の内容は不定です。
define値 |
値 |
意味 |
---|---|---|
ISOP_ENOINIT |
2003 |
API環境が初期化されていません。 |
ISOP_EINVAL_REQ |
2101 |
要求コードに誤りがあります。 |
ISOP_ESYSERR |
4001 |
システムエラー。 |
ISOP_ESTPIS |
4102 |
Interstageが起動されていません。 |
|
4107 |
割り込みが発生しました 。 |
下記のISOP_CTRL構造体を獲得し、パラメタを設定してください。
typedef struct _isop_ctrl_t { /* パラメタ設定用制御表定義 */ long request; /* 要求コード */ unsigned long pktvl; /* 本制御表のバージョン情報 */ long result; /* 実行結果 */ long detail; /* 原因コード */ char sysname[12]; /* 操作対象システム(Solaris OEのみ) */ char rsv[52]; /* リザーブ */ } ISOP_CTRL;
メンバ名 |
型 |
設定値 |
意味 |
---|---|---|---|
request |
long |
ISOP_RINIJS |
要求コード: |
pktvl |
unsigned long |
ISOP_006 |
制御表のバージョン情報 |
|
char* |
システム名 |
操作対象とするシステム名(注) |
注)システム名が省略された場合は、環境変数IS_SYSTEMに設定されているシステム名が有効となります。システム名と環境変数IS_SYSTEMが省略された場合は、デフォルトシステムが有効となります。Standard EditionおよびPlusでは、システム名は無視されます。
メンバ名 |
型 |
復帰値 |
意味 |
---|---|---|---|
pktvl |
unsigned long |
ISOP_006 |
復帰した制御表のバージョン情報 |
result |
long |
0 |
正常終了 |
-1 |
異常終了 |
||
detail |
long |
原因コード |
エラーの詳細情報 |
define値 |
値 |
意味 |
---|---|---|
ISOP_ENORIGHTX |
2005 |
本ユーザには実行権がありません |
ISOP_EINVAL_REQ |
2101 |
要求コードに誤りがあります |
ISOP_ENOMEM |
3002 |
メモリ不足が発生しました |
ISOP_ESYSERR |
4001 |
システムエラー |
ISOP_ESTPIS |
4102 |
Interstageが起動されていません |
|
4110 |
操作対象システムが存在しません。(注) |
|
4111 |
異なるシステムに対してAPI環境初期化APIを発行しました。 |
ISOP_ENOINST |
4123 |
Servletが未インストールです |
注)Enterprise Editionの場合に有効。
環境初期化時に獲得したISOP_CTRL構造体のポインタを、パラメタに設定してください。
メンバ名 |
型 |
設定値 |
意味 |
---|---|---|---|
request |
long |
ISOP_RTRMJS |
要求コード: |
pktvl |
unsigned long |
ISOP_006 |
制御表のバージョン情報 |
メンバ名 |
型 |
復帰値 |
意味 |
---|---|---|---|
pktvl |
unsigned long |
ISOP_006 |
復帰した制御表のバージョン情報 |
result |
long |
0 |
正常終了 |
-1 |
異常終了 |
||
detail |
long |
原因コード |
エラーの詳細情報 |
define値 |
値 |
意味 |
---|---|---|
ISOP_ENOINIT |
2003 |
API環境が初期化されていません |
ISOP_EINVAL_REQ |
2101 |
要求コードに誤りがあります |
ISOP_EAGAIN |
3001 |
システム資源不足が発生しました |
ISOP_ENOMEM |
3002 |
メモリ不足が発生しました |
ISOP_ESYSERR |
4001 |
システムエラー |
ISOP_ESTPIS |
4102 |
Interstageが起動されていません |
ISOP_EINTR |
4107 |
割り込みが発生しました |
本関数を使用するには、isstartコマンドを使用し、Interstageの起動を行う必要があります。各コンポーネントから提供されている起動コマンドは使用しないでください。
Enterprise Editionのみ
なお、クラスタ構成で運用する場合には、isstartコマンドを使用する必要はありません。
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