Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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26.7 CMP1.1のEnterprise Beanクラスを作成する
CMP1.1のEnterprise Beanクラスには、ユーザの開発するビジネスメソッドだけでなく、オブジェクトの永続化処理を実現するためのメソッドを記述します。
CMP1.1のEnterprise Beanでは、CMP定義にfinderメソッドの検索条件や、永続化フィールドとデータベースのカラムの対応を定義するため、メソッドにはデータ操作文を記述する必要がありません。このため、ポータビリティ性の高いアプリケーションが容易に開発できます。
CMP定義の詳細については、“CMP定義”を参照してください。
Apworksを使用して開発を行った場合、ApdesignerまたはコンポーネントデザイナによりEnterprise Beanクラスのひな形が自動生成されます。
■ CMP1.1の処理イメージ

- 呼出し元Beanは、口座NOを指定してfinderメソッドを呼び出し、Entityオブジェクトの検索をコンテナに依頼します。
検索結果は、コンテナにより、Entityオブジェクトとして保持されます。
- 呼出し元Beanは、支払金額に10万を設定し、ビジネスメソッド(Cal_bal)を呼び出します。
- コンテナは、2.で保持した検索結果データをCMFへ転送し、ビジネスメソッドを呼び出します。
- ビジネスメソッドは、Amount(残高)を更新します。
- 呼出し元Beanからのcommit指示により、コンテナはデータベースの更新を実施します。
26.7.1 CMP1.1のEnterprise Beanクラスの概要
26.7.2 永続化フィールド(CMF)の記述
26.7.3 setEntityContextメソッドおよびunsetEntityContextメソッドの記述
26.7.4 ejbCreateメソッドおよびejbPostCreateメソッドの記述
26.7.5 ejbRemoveメソッドの記述
26.7.6 ejbLoadメソッドおよびejbStoreメソッドの記述
26.7.7 ejbActivateメソッドおよびejbPassivateメソッドの記述
26.7.8 ビジネスメソッドの記述
26.7.9 例外処理
26.7.10 使用できるメソッド
26.7.11 Enterprise Beanクラスのメソッドが実行可能な操作
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