Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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第3部 EJB編> 第26章 Entity Bean編> 26.1 Entity BeanのEJBアプリケーションの概要

26.1.1 Entity Beanの形態

 Entity BeanにはBMP(Bean-managed persistence)とCMP(Container-managed persistence)の2種類が存在し、それぞれ以下の特長があります。作成するEntity Beanの形態を選択してください。

EJBアプリケーションにデータベース操作文を記述する必要がないため、ポータビリティ性の高いアプリケーションが容易に開発できます。

■ CMP1.1とCMP2.0の差異

以下の表に、CMP1.1とCMP2.0の差異を示します。

 

CMP1.1

CMP2.0

relationshipの管理

アプリケーション内で解決する必要があります。

deployment descriptorファイルにリレーションを定義することで、CMP2.0のBean間の関係を定義できます。定義された関係はコンテナが管理します。

finderメソッドの検索条件

ApworksでEnterprise Java Bean開発時に指定します。また、カストマイズツールで編集可能です。
Apworks以外で開発したEnterprise Java Beanの場合にはカストマイズツールで指定します。

Enterprise Java Bean開発時にdeployment descriptorファイルにEJB QLを定義します。

CMFの更新

ビジネスメソッド内でEnterprise Beanクラスに定義したCMFを直接更新します。

deployment descriptorに定義したCMFに対応する抽象アクセッサメソッドをEnterprise Beanクラスに定義して、必ず抽象アクセサメソッドでCMFを更新します。

finderメソッドの復帰値の型

java.util.Collection型とjava.util.Enumeration型を使用できます。

java.util.Collection型のみ使用できます。

selectメソッドの使用

使用できません。

使用できます。


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