Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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第3部 EJB編> 第15章 EJBサービスの概要> 15.1 EJBとは

15.1.3 EJBの基本構成

 EJBは以下の4つの要素から構成されています。

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 この4つの要素のうち、アプリケーションの開発者が用意するものは、Enterprise Beanとクライアントアプリケーションの2つです。

◆ Enterprise Bean

 ビジネスロジックを実装したサーバコンポーネントです。Enterprise Beanには、以下のモデルがあります。

 通常、“Session Bean”または、 “Message-driven Bean”から“Entity Bean”を呼び出して、データベースへアクセスします。

◆ コンテ

 EJBサーバとEnterprise Beanの中間に位置し、クライアントアプリケーションは、このコンテナを経由してEnterprise Beanにアクセスします。コンテナがデータベース処理やトランザクション処理などを隠ぺいするため、開発者はそれらを意識せずにアプリケーションを開発することができます。

◆ EJBサー

 EJBサーバは、コンテナを管理し、EJBとして必要なシステムレベルのサービス(データベース処理、トランザクション処理など)を実現します。

◆ クライアントアプリケーショ

 Enterprise Beanにアクセスするクライアントアプリケーションです。

 ただし、“Message-driven Bean”にアクセスする場合は、クライアントから直接呼び出すことはありません。
 クライアントアプリケーションは、JMS Destinationにメッセージを送信し、JMSからMessage-driven Beanにメッセージを配信してアクセスします。

 クライアントアプリケーションには、Javaアプレット、Javaアプリケーション、サーブレット、JavaServer Pages(JSP)ベースのアプリケーションなどがあります。


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