Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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第2部 Servlet/JSP編> 第8章 Servletサービスの機能

8.1 サーブレットの制御

 Servletサービスは、サーブレットの起動(クラスのローディング、インスタンス化)、サーブレットの呼び出しなどのサーブレットの制御を行います。
 サーブレットが動作する上での基本機能です。
 Java(TM) Servlet API 2.3に準拠しているサーブレットを実行できます。

 サーブレットの起動時には、サーブレットをローディングし、サーブレットの初期化(initメソッド)を実行します。
 その後、サーブレットをサーブレット・コンテナ上に常駐化(インスタンス化)し、WWWブラウザからの呼び出しを待ちます。
 WWWブラウザから呼び出されたときは、サービスの実行(serviceメソッド)を行います。
 サーブレットの停止は、サーブレット・コンテナの停止と同時に行います。
 このとき、サーブレットの消滅(destroyメソッド)を処理します。

 処理の流れを以下に示します。

  1.  WWWブラウザからURLを入力すると、WWWサーバを経由してServletサービスがそのURLを受け取ります。
  2.  Servletサービスでは、URLを解析し、サーブレットの起動と呼び出しを行います。
  3.  サーブレットはHTMLを返却します。
     Servletサービスは、出力結果であるHTMLを、WWWサーバを経由して、WWWブラウザに返却します。

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