Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
目次 索引 前ページ次ページ

第2部 Servlet/JSP編> 第7章 Servletサービスの概要> 7.2 Servletサービスの全体構成

7.2.2 Servletサービスのコンポーネント

 Servletサービスは、サーブレット・ゲートウェイ、サーブレット・コンテナ、コンテナ監視プロセスの3つのコンポーネントで構成されています。
 Servletサービスの起動と停止は、コマンドやInterstage運用操作ツールから行います。
 ただし、サーブレット・ゲートウェイはWWWサーバ上で動作するため、WWWサーバの起動と停止に連動します。

image

image image image
 Interstage運用操作ツールは、以下の製品でだけ提供しています。

■各コンポーネントの機能概

コンポーネント

説明

サーブレット・ゲートウェ

サーブレット・コンテナとの通信を行います。
サーブレット・コンテナでの処理結果をWWWサーバを通して、WWWブラウザに返却します。
サーブレット・ゲートウェイは、WWWサーバの拡張機能として動作します。

  • Interstage HTTP Serverの場合
    Apache APIを使用したDSO(Dynamic Shared Objects)モジュールとして動作します。
  • InfoProvider Proの場合
    特定アプリケーション向けインタフェース(フィルタ・インタフェース、エクステンション・インタフェース)を使用したアプリケーションとして動作します。
  • Internet Information Serverの場合
    ISAPI(ISAPIフィルタ、ISAPIエクステンション)を使用したアプリケーションとして動作します。
  • Sun ONE Web Server(iPlanet Web Server)の場合
    NSAPI Plug-inを使用したアプリケーションとして動作します。

サーブレット・コンテ

Webアプリケーションを制御します。
サーブレット・ゲートウェイの要求に従って、処理結果を返却します。
Javaアプリケーションで、Java VM(Java Virtual Machine)上で動作します。

コンテナ監視プロセ

サーブレット・コンテナの起動/停止を行います。
サーブレット・コンテナの動作中は、サーブレット・コンテナの監視を行います。

※Apache API (Apache's Application Programming Interface)
 Interstage HTTP Serverが機能拡張のために外部プログラムに対して公開しているプログラムインタフェースです。

※ISAPI (Internet Server Application Program Interface)
 Internet Information Serverが機能拡張のために外部プログラムに対して公開しているプログラムインタフェースです。

※NSAPI (Netscape Server Application Programming Interface)
 Sun ONE Web Server(iPlanet Web Server)が機能拡張のために外部プログラムに対して公開しているプログラムインタフェースです。

■サポートするWWWサー

 サポートするWWWサーバは、プラットフォームにより異なります。
 サポート範囲を以下に示します。

WWWサーバ

Windows(R)

Solaris OE

Linux

Interstage HTTP Server

InfoProvider Pro

×

Internet Information Server

×

×

Sun ONE Web Server(iPlanet Web Server)

×

×


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 2006