Interstage Application Server インストールガイド −Windows(R)−
目次 索引 前ページ次ページ

第1章 インストール > 1.2 サーバ機能のインストール > 1.2.5 注意事項

1.2.5.2 Systemwalker CentricMGR導入に関する注意事項

 Interstageに含まれているCORBAサービス(ObjectDirector)は、Systemwalker CentricMGRにも含まれているため、Systemwalker CentricMGRの運用管理サーバとInterstageを同じマシンに導入する場合には注意が必要です。

 以下について説明します。

 詳細については、Systemwalker CentricMGRのマニュアルを参照してください。
 なお、本注意事項は、Systemwalker CentricMGR 運用管理サーバのみが対象であり、Systemwalker CentricMGR エージェントの導入に関しては、対象外です。

インストールについて

1) InterstageがインストールされているマシンにSystemwalker CentricMGRの運用管理サーバをインストールする場合

 以下の手順で、Systemwalker CentricMGRの運用管理サーバをインストールします。

  1. Interstageを停止します。
      C:\> isstop -f
  2. Systemwalker CentricMGRの運用管理サーバをインストールします。
    インストール直後およびシステム再起動直後にでる環境作成実行確認画面では、環境作成は行わないでください。
  3. SystemWalker/CentricMGR V5.0L20以前のバージョンを使用する場合は、環境変数“INS_NAME = no”を設定してください。環境変数を設定後、セットアップコマンド(-mixオプション指定)を実行します。
      C:\> [Systemwalkerインストールパス]\MPWALKER.DM\MpFwbs\bin\ MpFwSetup -mix

    初期画面で"Systemwalker CentricMGR 環境作成"ボタンを押し、環境を作成してください。
    ただし、ネーミングサービス環境をローカルマシン上に作成している場合は、既にObjectDirector環境が構築されているため、ObjectDirector環境の再構築を行わないでください。
  4. Systemwalker CentricMGRのサービスを起動します。
      C:\> [Systemwalkerインストールパス]\MPWALKER.DM\mpcmtool\service\bin\ scentricmgr
  5. 起動が完了したら、環境変数“INS_NAME = no”を削除してください。環境変数を削除後、Interstageを起動します。
      C:\> isstart

2) Systemwalker CentricMGRの運用管理サーバがインストールされているマシンにInterstageをインストールする場合

 以下の手順で、Interstageをインストールします。

  1. SystemWalker/CentricMGR V5.0L20以前のバージョンを使用する場合は、環境変数“INS_NAME = no”を設定してください。環境変数を設定後、Systemwalker CentricMGRのすべての機能を停止します。
      C:\> [Systemwalkerインストールパス]\MPWALKER.DM\mpcmtool\service\bin\pcentricmgr
  2. Systemwalker CentricMGRのバックアップを実行します。
      C:\> [Systemwalkerインストールパス]\MPWALKER.DM\mpcmtool\backup\bin\mpbkcバックアップデータ格納先フォルダ
    コマンドの詳細は、Systemwalker CentricMGRのマニュアルを参照してください。
  3. Systemwalker CentricMGRの環境を削除します。
      C:\> [Systemwalkerインストールパス]\MPWALKER.DM\MpFwbs\bin\MpFwSetup
    初期画面で"Systemwalker CentricMGR環境削除"ボタンを押し、環境を削除してください。
  4. Systemwalker CentricMGRでインストールされたObjectDirectorをアンインストールします(アンインストール手順は、Systemwalker CentricMGRのドキュメント(Systemwlker CentricMGR 導入手引書)を参照してください)。
  5. 環境変数“INS_NAME = no”を削除してください。環境変数を削除後、Interstageをインストールします。
  6. システムを再起動します。
  7. Interstageの環境を構築します。
  8. ネーミングサービスを起動します(ネーミングサービス環境をローカルマシン上に作成しInterstageている場合)。
    [コントロールパネル]の[サービス]で、"Naming Service"サービスを選択し"開始"ボタンによりネーミングサービスを起動します。
  9. SystemWalker/CentricMGR V5.0L20以前のバージョンを使用する場合は、環境変数“INS_NAME = no”を設定してください。環境変数を設定後、Systemwalker CentricMGRのセットアップコマンド(-mixオプション指定)を実行します。
      C:\> [Systemwalkerインストールパス]\MPWALKER.DM\MpFwbs\bin\ MpFwSetup -mix
    初期画面で"Systemwalker CentricMGR 環境作成"ボタンを押し、環境を作成してください。ただし、ネーミングサービス環境をローカルマシン上に作成している場合は、既にObjectDirector環境が構築されているため、ObjectDirector環境の再構築を行わないでください。
  10. Systemwalker CentricMGRのリストアを実行します。
      C:\> [Systemwalkerインストールパス]\MPWALKER.DM\mpcmtool\backup\bin\mprsc バックアップデータ格納フォルダ
    コマンドの詳細は、Systemwalker CentricMGRのマニュアルを参照してください。
  11. Systemwalker CentricMGRのサービスを起動します。
      C:\> [Systemwalkerインストールパス]\MPWALKER.DM\mpcmtool\service\bin\ scentricmgr
  12. 起動が完了したら、環境変数“INS_NAME = no”を削除してください。環境変数を削除後、Interstageを起動します。
      C:\> isstart

Interstageの再初期化について

 InterstageとSystemwalker CentricMGRの運用管理サーバを同一サーバ上にセットアップしている場合、Interstageの再初期化は、以下の手順で実施します。

  1. Systemwalker CentricMGRのすべての機能を停止します。
      C:\> [Systemwalkerインストールパス]\MPWALKER.DM\mpcmtool\service\bin\pcentricmgr
  2. Systemwalker CentricMGRのバックアップを実行します。
      C:\> [Systemwalkerインストールパス]\MPWALKER.DM\mpcmtool\backup\bin\mpbkc バックアップデータ格納先フォルダ
    コマンドの詳細は、Systemwalker CentricMGRのマニュアルを参照してください。
  3. SystemWalker/CentricMGR V5.0L20以前のバージョンを使用する場合は、環境変数“INS_NAME = no”を設定してください。環境変数を設定後、セットアップコマンドを実行し、Systemwalker CentricMGRの環境を削除します。
      C:\> [Systemwalkerインストールパス]\MPWALKER.DM\MpFwbs\bin\MpFwSetup
    初期画面で"Systemwalker CentricMGR 環境削除"ボタンを押し、環境を削除してください。
  4. 環境変数“INS_NAME = no”を削除してください。環境変数を削除後、Interstageの環境を構築します。
  5. ネーミングサービスを起動します(ネーミングサービス環境をローカルマシン上に作成している場合)。
    [コントロールパネル]の[サービス]で、"Naming Service"サービスを選択し"開始"ボタンによりネーミングサービスを起動します。
  6. SystemWalker/CentricMGR V5.0L20以前のバージョンを使用する場合は、環境変数“INS_NAME = no”を設定してください。環境変数を設定後、Systemwalker CentricMGRのセットアップコマンド(-mixオプション指定)を実行します。
      C:\> [Systemwalkerインストールパス]\MPWALKER.DM\MpFwbs\bin\ MpFwSetup -mix
    初期画面で"Systemwalker CentricMGR 環境作成"ボタンを押し、環境を作成してください。
    ただし、ネーミングサービス環境をローカルマシン上に作成している場合は、既にObjectDirector環境が構築されているため、ObjectDirector環境の再構築を行わないでください。
  7. Systemwalker CentricMGRのリストアを実行します。
      C:\> [Systemwalkerインストールパス]\MPWALKER.DM\mpcmtool\backup\bin\mprsc バックアップデータ格納フォルダ
    コマンドの詳細は、Systemwalker CentricMGRのマニュアルを参照してください。
  8. Systemwalker CentricMGRのサービスを起動します。
      C:\> [Systemwalkerインストールパス]\MPWALKER.DM\mpcmtool\service\bin\scentricmgr
  9. 環境変数“INS_NAME = no”を削除してください。環境変数を削除後、Interstageを起動します。
      C:\> isstart

目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2003