Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)
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付録A 旧バージョン互換コマンド

A.37 soapmodifydd

名前

 soapmodifydd − Webサービス情報の操作

形式

(1)Webサービス情報の登録
 soapmodifydd -deploy -url URL -urn URN [ -sv | -cl ] [ -verify | -noverify ]
    [ -sign | -nosign ] [ -encrypt | -noencrypt ] [ -decrypt | -nodecrypt ]
    [ -athen | -noathen ] [ -ns Naming ] [ -edel | -endel ] XML_file

(2)Webサービス情報の削除
 soapmodifydd -undeploy -url URL -urn URN [ -sv | -cl ]

(3)Webサービス情報をXML_fileで指定したWebサービス情報と置き換え
 soapmodifydd -replace -url URL -urn URN [ -sv | -cl ] [ -verify | -noverify ]
    [ -sign | -nosign ] [ -encrypt | -noencrypt ] [ -decrypt | -nodecrypt ]
    [ -athen | -noathen ] [ -ns Naming ] [ -edel | -endel ] XML_file

(4)Webサービス・マネージャが管理しているWebサービス識別名の一覧表示
 soapmodifydd -list -url URL [ -sv | -cl ]

(5)-urnオプションで指定したWebサービス識別名のWebサービス情報の表示
 soapmodifydd -query -url URL -urn URN [ -sv | -cl ]

(6)Webサービス情報の一括登録
 soapmodifydd -set [ -sv | -cl ] -url URL XML_file

(7)Webサービス情報の一括削除
 soapmodifydd -set [ -sv | -cl ] -url URL XML_file

(8)送達保証情報の登録
 soapmodifydd -deploy -url URL -urn URN { -push | -pull } msgid
    [ -partyid partyid1,partyid2,...]

(9)Webサービス情報の生成と登録
 soapmodifydd -make -url URL [ -urn URN ] -webapp WebApp_className
    [ -file Base_fileName1,Base_fileName2,...] [ XML_file ]

(1)Webサービス情報の登録
 soapmodifydd -deploy [ -M systemname ] -url URL -urn URN [ -sv | -cl ]
    [ -verify | -noverify ] [ -sign|-nosign ] [ -encrypt | -noencrypt ] [ -decrypt | -nodecrypt ]
    [ -athen | -noathen ] [ -ns Naming ] [ -edel | -endel ] XML_file

(2)Webサービス情報の削除
 soapmodifydd -undeploy [ -M systemname ] -url URL -urn URN [ -sv | -cl ]

(3)Webサービス情報をXML_fileで指定したWebサービス情報と置き換え
 soapmodifydd -replace [ -M systemname ] -url URL -urn URN [ -sv | -cl ]
    [ -verify | -noverify ] [ -sign | -nosign ] [ -encrypt | -noencrypt ] [ -decrypt | -nodecrypt ]
    [ -athen | -noathen ] [ -ns Naming ] [ -edel | -endel ] XML_file

(4)Webサービス・マネージャが管理しているWebサービス識別名の一覧表示
 soapmodifydd -list [ -M systemname ] -url URL [ -sv | -cl ]

(5)-urnオプションで指定したWebサービス識別名のWebサービス情報の表示
 soapmodifydd -query [ -M systemname ] -url URL -urn URN [ -sv | -cl ]

(6)Webサービス情報の一括登録
 soapmodifydd -set [ -M systemname ] [ -sv | -cl ] -url URL XML_file

(7)Webサービス情報の一括削除
 soapmodifydd -set [ -M systemname ] [ -sv | -cl ] -url URL XML_file

(8)送達保証情報の登録
  soapmodifydd -deploy [ -M systemname ] -url URL -urn URN
    { -push | -pull } msgid [ -partyid partyid1,partyid2,...]

(9)Webサービス情報の生成と登録
 soapmodifydd -make [ -M systemname ] -url URL [ -urn URN ]
    -webapp WebApp_className
    [ -file Base_fileName1,Base_fileName2,...] [ XML_file ]

機能説明

 soapmodifyddコマンドは、Webサービス・マネージャに対してWebサービス情報の操作を依頼します。

-deploy

 Webサービス情報を登録します。

-undeploy

 Webサービス情報を削除します。

-replace

 XML_fileで指定したWebサービス情報に置き換えます。

-list

 Webサービス識別名の一覧を表示します。

-query

 -urnオプションで指定したWebサービス識別名のWebサービス情報を詳細表示します。

-set

 Webサービス情報を一括登録または削除します。
 XML_fileに指定したファイル中に指定された情報により、以下のようになります。
 deploymentタグとWebサービス識別名が指定されている場合は、指定されたWebサービス識別名に対するWebサービス情報を一括で追加・更新します。
 undeploymentタグとWebサービス識別名が指定されている場合は、指定されたWebサービス識別名に対するWebサービス情報を一括で削除します。

-make

 -webappオプションのWebApp_classNameで指定したWebサービスアプリケーション(Webサービス)のJavaクラスを解析してWebサービス情報を登録します。
 登録するWebサービス情報の以下の項目は既定値となります。

項目名

内容

Webサービス識別名

"urn:"+ WebApp_className
(-urn URNオプション指定時はユーザが指定したURNが設定されます)

Webサービスアプリケーションのライフサイクル

"application"

ユーザ定義情報‐ネームスペース名

"urn:Fujitsu-Soap-Service-Data"

ユーザ定義情報‐XMLデータ型名

ユーザ定義型クラス名の"."を"-"に変換した文字列

パラメタ属性

"in"または"inout"のいずれかです。("out"は登録されません)

パラメタ名

"arg1"からの連番

-M systemname

 マルチシステムのシステム名を指定します。
 本オプションを省略すると、デフォルトシステムが対象となります。

-url URL

 Webサービス・コンテナのURLを指定します。以下に記述形式を示します。
   http://ホスト名[:ポート番号]/webアプリケーション識別子/servlet/サーブレット名
 ポート番号は省略できます。ポート番号を省略した場合、HTTP標準の80番が使用されます。

 なお、Webサービス情報の登録先として"-cl"を指定した場合は、当オプションは無視されます。

-urn URN

 Webサービス情報管理に登録する、または登録されているWebサービス識別名を指定します。
 XML名前空間名に使用できる文字のみ使用できます。

 CORBAアプリケーションおよびコンポーネント・トランザクションのアプリケーションと連携する場合、URN(Webサービス識別名)には、ネーミングサービスのネーミングサービスオブジェクト名として同じにしてください。
 EJBアプリケーションと連携する場合、URN(Webサービス識別名)には、Enterprise Bean名を指定してください。

-sv | -cl

 Webサービス情報の登録先を指定します。指定オプションは以下のとおりです。
  "-sv":サーバアプリケーションのWebサービス情報として処理します。
  "-cl": クライアントアプリケーションのWebサービス情報として処理します。
 本オプションを省略した場合は、"-sv"が指定されたものとみなします。

-auth

 Interstage SOAPサービスが起動しているWebサーバのサーブレット・ゲートウェイにBasic認証が行われている場合に指定します。指定した場合、サーブレット・ゲートウェイに指定されているBasic認証に対するユーザ名とパスワードの入力をうながすプロンプトが表示されます。
 Basic認証に失敗した場合は、コマンドを再実行してください。

-ns Naming

 Namingは、CORBA連携およびコンポーネント・トランザクション連携機能で使用するネーミングサービスオブジェクト名を指定します。
 本オプションを省略した場合は、-urnオプションのパラメタがネーミングサービスオブジェクト名となります。
 Namingは、CORBAサービスのネーミングサービスオブジェクト名の規則に従って指定してください(例えば、ネーミングコンテキストとして扱う"/"以外は、エスケープ文字(\)を"/"の前に指定してください)。
   例:-ns http:\/\/NS1/NS2
 Namingの長さは255文字以内で指定してください。

-verify | -noverify

 SOAPメッセージに対して署名認証を行うか行わないかを指定します。
  "-verfiy":SOAPメッセージに対して署名認証を行う。
  "-noverify":SOAPメッセージに対して署名認証を行わない。
 本オプションの指定は、XML_fileのWebサービス情報よりも優先されます。

-sign | -nosign

 SOAPメッセージに対して署名付加を行うか行わないかのいずれかを指定します。
  "-sign": SOAPメッセージに対して署名付加を行う。
  "-nosign": SOAPメッセージに対して署名付加を行わない。
 本オプションの指定は、XML_fileのWebサービス情報よりも優先されます。

-encrypt | -noencrypt

 SOAPメッセージに対して暗号化を行うか行わないかのいずれかを指定します。
  "-encrypt": SOAPメッセージに対して暗号化を行う。
  "-noencrypt": SOAPメッセージに対して暗号化を行わない。
 本オプションの指定は、XML_fileのWebサービス情報よりも優先されます。

-decrypt | -nodecrypt

 SOAPメッセージに対して復号化を行うか行わないかのいずれかを指定します。
  "-encrypt": SOAPメッセージに対して復号化を行う。
  "-noencrypt": SOAPメッセージに対して復号化を行わない。
 本オプションの指定は、XML_fileのWebサービス情報よりも優先されます。

-edel | -endel

 SOAPメッセージに対して処理済HeaderElementを削除するかしないかのいずれかを指定します。
  "-edel": 処理済みのメッセージは削除する。
  "-endel": 処理済みのメッセージは削除しない。
 本オプションの指定は、XML_fileのWebサービス情報よりも優先されます。

-athen|-noathen

 SOAPメッセージに対して認証を行うか行わないかのいずれを指定します。
  "-athen": SOAPメッセージに対して認証を行う。
  "-noathen": SOAPメッセージに対して認証を行わない。
 本オプションの指定は、XML_fileのWebサービス情報よりも優先されます。

{-push | -pull} msgid

 SOAPメッセージの送達保証のモデルを指定します。
  "-push": サーバシステムがメッセージを受けるモデル
  "-pull": クライアントシステムがメッセージを受けるモデル
 msgidには、soapsecrelconfコマンドの"-messageid"で指定するメッセージ種別と同じ名前を指定する必要があります。

-partyid partyid1,partyid2,...

送達保証機能を用いた通信相手を指定するための識別子を指定します。
通信相手を複数指定する場合は、カンマで区切って指定することができます。
 SOAPメッセージの送達保証のモデルが"-push"の時は、送信者IDを指定します。
 SOAPメッセージの送達保証のモデルが"-pull"の時は、受信者IDを指定します。
 partyidには、soapsecrelconfコマンドの"-partnerid"で同じ名前を指定する必要があります。

-webapp WebApp_className

 Webサービス情報を登録するWebサービスアプリケーション(Webサービス)のJavaクラスをパッケージ名付きのクラス名で指定します。

-file Base_fileName1,Base_fileName2,...

 Webサービス情報を登録するWebサービスのクラスファイル名もしくはJARファイル名を指定します。2つ以上のファイル名を記述する場合は「,(カンマ)」で区切ります。
 本オプションを指定した場合は -webappオプションでクラス名を指定する必要があります。
 本オプションを省略した場合は -webappオプションで指定したJavaクラスを環境変数CLASSPATHから検索します。

XML_file

 Webサービス情報を記述したファイル名を指定します。
 ファイル名・パス名に空白を含む場合は、ファイル名全体をダブルクォート(")で囲ってください。
 -makeオプションを指定した場合はXML_fileにWebサービス情報を出力します。

メッセージ

 本コマンドの実行結果は、コマンドを実行した画面に出力されます。

注意事項

使用例

 登録内容一覧表示の例

 soapmodifydd -list -url http://localhost:12000/soap_admin/servlet/WSContainer
     urn:testservice
     urn:service5

 自動登録の例
  サンプルのCalcの自動登録

 soapmodifydd -make -url http://localhost:12000/soap_admin/servlet/WSContainer -webapp Calc.server.CalcServer -file CalcServer.class,CalcServerIf.class

 登録内容詳細表示の例
  サンプルのCalcの登録を確認

 soapmodifydd -query -url http://localhost:12000/soap_admin/servlet/WSContainer -urn urn:sample-calc
 <deployment xmlns="urn:xmlns-fujitsu-com:soapx-wsdd-2002-10"
          xmlns:java="urn:xmlns-fujitsu-com:soapx-wsdd-providers-java-2002-10">
   <service name="urn:sample-calc" provider="java:RPC">
     <parameter name="scope" value="Application"></parameter>
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     <parameter name="static" value="false"></parameter>
     <parameter name="allowedMethods" value="*"></parameter>
     <parameter name="allowedRoles" value="*"></parameter>
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       <parameter name="arg2" type="ns3:int" mode="in" xmlns:ns3="http://www.w3.org/2001/XMLSchema"></parameter>
     </operation>
   </service>
 </deployment>

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