Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)
目次 索引 前ページ次ページ

第11部 保守編> 第29章 保守情報採取コマンド

29.14 odprtcurparam

名前

 odprtcurparam − configファイルのパラメタの消費量の表示

形式

 odprtcurparam [-M system]

機能説明

 odprtcurparamコマンドは、configファイル(CORBAサービスの動作環境ファイル)の以下のパラメタの消費量を表示します(configファイルのパラメタの詳細については、“チューニングガイド”の“CORBAサービスの動作環境ファイル”−“config”を参照してください)。

 本コマンドは、CORBAサービスが使用している共用メモリを直接参照し、現在の上記の消費量を表示します。これにより、システム設計時の見積もり(configファイルの設定内容)と実際の消費量を比較し、見積もりに誤りがないかを事前に確認することができます。また、運用中において、定期的に消費量をチェックすることができます。

 表示された消費量の見方を以下に示します。先頭には、本コマンド実行時の時刻が表示され、そのあとに各項目(name、value、max、limit)が表示されます。

>odprtcurparam

Thu Jan 23 20:20:36 2003
    name                 value      max       limit
----------------------------------------------------
IIOP_resp_con              32        80        120
IIOP_resp_requests        203       160        280
number_of_common_buffer    64        32        280
processes                  51       300          -
exec_instance             320       960          -
 name
 パラメタ名です。
 number_of_common_buffer以外のパラメタでは、“max_”が省略されます。
 value
 現在、消費している値です。
 max
 configファイルに定義されている最大値です。
 limit
 自動拡張の最大値です。
 configファイルに定義されている場合はその値が、定義されていない場合はデフォルトの値が出力されます。
 本項目は、max_IIOP_resp_con、max_IIOP_resp_requests、number_of_common_bufferについてのみ表示されます。

 また、本コマンドで指定可能なオプションとパラメタを以下に示します。

-M system

 拡張システムを生成した場合に、運用の対象となるシステム名systemを指定します。本オプションを省略すると、デフォルトシステムでの運用が対象となります。
 本オプションは、以下の製品で指定可能です。
 − Interstage Application Server Enterprise Edition

注意事項

 本コマンドは、クライアント用ライブラリおよびPortable-ORBを使用しているアプリケーションのパラメタ消費量を表示することはできません。

使用例

 odprtcurparam


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2006