Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)
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第11部 保守編> 第28章 バックアップコマンド

28.35 otsrestore

名前

 otsrestore − データベース連携サービスの資源のリストア・移入

形式


 otsrestore isdir backupdir mode1 | mode2 | mode3

機能説明

 otsrestoreコマンドは、データベース連携サービスの資源のリストア・移入を行います。

 以下に、otsrestoreコマンドの引数を説明します。

isdir

 Interstageのインストールフォルダを指定します。

backupdir

 バックアップ資源の格納ディレクトリを指定します。

mode1 | mode2 | mode3

 資源のリストア・移入のモードを指定します。モードには、以下の3つがあります。

− mode1
   以下の条件の場合に指定します。
   ・資源をバックアップしたサーバと同一のサーバへリストアする。
   ・Interstage環境の初期化が完了している環境に対してリストアする。

− mode2
   以下の条件の場合に指定します。
   ・資源をバックアップしたサーバと同一のサーバへリストアする。
   ・Interstageの再インストール後、初期化が行われていない環境に対して環境を復元する。

− mode3
   資源をバックアップしたサーバとは別のサーバへ移出する場合に指定します。

 注) otsrestoreコマンドではどのモードを選択しても動作は同じになります。

メッセージ

 本コマンド実行時に表示されるメッセージと意味を以下に示します。

otsrestore: INFO: Restore process finished.
 リストア処理が終了しました。

otsrestore: ERROR: Invalid parameter.
 コマンドのパラメタ指定が間違っています。

otsrestore: ERROR: INTERSTAGE was started.
 Interstageが起動されています。

otsrestore: WARNING: System logfile does not exist.
システムログファイルが存在しません。

otsrestore: ERROR: %s does not exist.
 コマンドのパラメタで指定したInterstageのインストールフォルダ、または、バックアップ資源の格納フォルダ %s は、存在しません。

otsrestore: ERROR: A required file does not exist.
 バックアップ資源が存在しません。バックアップ資源の格納フォルダの指定に誤りがあるか、資源のバックアップ作業が正しく行われていませんでした。

otsrestore: ERROR: There is no permission to execute the command.
 Administratorsローカルグループに所属するユーザではありません。

otsrestore: ERROR: %s does not exist.
 バックアップ資源の格納ディレクトリ %s は、存在しません。

otsrestore: ERROR: A required file does not exist.
 バックアップ資源が存在しません。バックアップ資源の格納ディレクトリの指定に誤りがあるか、資源のバックアップ作業が正しく行われていませんでした。

注意事項

使用例

 otsrestore C:\Interstage X:\Backup\ots mode1

 otsrestore /backup/ots


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