Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)
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第11部 保守編> 第28章 バックアップコマンド

28.16 isjmxbackup

名前

 isjmxbackup − Interstage JMXサービスの資源のバックアップ・移出

形式


isjmxbackup isdir backupdir


isjmxbackup backupdir

機能説明

 isjmxbackupコマンドは、Interstage JMXサービスの資源のバックアップ・移出を行います。
 システムメンテナンスや、Interstageの資源破壊などの万一に備えた資源のバックアップ、およびInterstage資源の他サーバへの移行を行う際に、実施します。


 以下に、isjmxbackupコマンドの引数を説明します。

isdir

 Interstageのインストールディレクトリを指定します。

backupdir

 バックアップ資源の格納ディレクトリを指定します。

メッセージ

 本コマンド実行時に表示されるメッセージと意味を以下に示します。

isjmxbackup: INFO: Backup process finished.
[意味]
 コマンドが正常に終了しました。
 本メッセージの出力前に、何らかのメッセージが出力されている場合には、コマンドの実行に失敗しています。その場合は、出力メッセージの内容と本コマンド実行時の注意事項に従い、再度コマンドを実行してください。

isjmxbackup: ERROR: Invalid parameter.
[意味]
 コマンドのパラメタ指定が間違っています。
[システムの処理]
 コマンドの処理を中止します。
[ユーザの対処]
 正しいパラメタを指定して、再度コマンドを実行してください。

isjmxbackup: ERROR: There is no permission to execute the command.
[意味]
 コマンドを実行する権限がありません。
[システムの処理]
 コマンドの処理を中止します。
[ユーザの対処]
 管理者権限をもっているユーザで再度コマンドを実行してください。

isjmxbackup: ERROR: Invalid path is specified. (%s)
[可変情報]
 %s:コマンドのパラメタで指定されたInterstageのインストールディレクトリ、またはバックアップ資源の格納ディレクトリ

[意味]
 コマンドのパラメタで指定されたディレクトリ%sは存在しません。
[システムの処理]
 コマンドの処理を中止します。
[ユーザの対処]
 正しいInterstageのインストールディレクトリ、またはバックアップ資源の格納ディレクトリを指定して、再度コマンドを実行してください。

isjmxbackup: ERROR: Backup data already exist.
[意味]
 コマンドのパラメタで指定されたバックアップ資源の格納フォルダに、すでにバックアップ資源が存在します。
[システムの処理]
 コマンドの処理を中止します。
[ユーザの対処]
 バックアップ資源の格納ディレクトリに、バックアップ資源の存在していないディレクトリを指定して、再度コマンドを実行してください。

isjmxbackup: ERROR: A required file does not exist.
[意味]
 バックアップ資源が存在しません。Interstageのインストールディレクトリの指定に誤りがあります。
[システムの処理]
 コマンドの処理を中止します。
[ユーザの対処]
 正しいInterstageのインストールディレクトリを指定して、再度コマンドを実行してください。

FJSVisjmxパッケージがインストールされているか確認してください。インストールされていない場合、FJSVisjmxパッケージのインストールを行ってから再度コマンドを実行してください。


isjmxbackup: ERROR: FJSVisjmx is not installed.
[意味]
 Interstage JMXサービスのインストールディレクトリが存在しません。

[システムの処理]
 コマンドの処理を中止します。

[ユーザの対処]
 FJSVisjmxパッケージがインストールされているか確認してください。インストールされていない場合、FJSVisjmxパッケージのインストールを行ってから再度コマンドを実行してください。

isguibackup: ERROR: Backup process failed.
[意味]
 コマンドが異常終了しました。本コマンド実行時の注意事項等を参照し、実行方法に誤りがないかを確認してください。実行方法に誤りがある場合は、注意事項等の記事に従い、再度コマンドを実行してください。その他の場合は、コマンドのエラー原因を示すエラー情報が、下記ファイル内の最後に出力されていますので、そのエラー情報に対する対処を行ってください。

 backupdir\backup.log

 /var/opt/FJSVisjmx/trc/backup_restore/backup_error.log

注意事項

使用例

 isjmxbackup C:\Interstage X:\backup

 isjmxbackup/backup


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