Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編) |
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第11部 保守編 | > 第28章 バックアップコマンド |
ireprestsys − Smart Repositoryの資源のリストア・移入
(1)資源のリストア・移入
リポジトリのデータベースとして標準データベースを使用する場合
ireprestsys -d backup_directory -R repository [ [-confonly] [-S] | -dataonly ] [-y]
リポジトリのデータベースとしてRDBを使用する場合
ireprestsys -d backup_directory -R repository [-confonly] [-y]
リポジトリのデータベースとして標準データベースを使用する場合
ireprestsys -f backup_file -R repository [ [-confonly] [-S] | -dataonly ] [-y]
リポジトリのデータベースとしてRDBを使用する場合
ireprestsys -f backup_file -R repository [-confonly] [-y]
(2)バックアップディレクトリ(またはファイル)の情報表示
ireprestsys -d backup_directory -l
ireprestsys -f backup_file -l
ireprestsysコマンドは、Smart Repositoryの資源のリストア・移入を行います。
以下に、ireprestsysコマンドの引数を説明します。
リストアを行うバックアップディレクトリの名前を絶対パスで指定します。大文字、小文字は区別しません。
パス指定ではない場合は、カレントパスとみなします。
パスで128バイト以内になるように指定してください。
空白を含むパスを指定する場合は、‘”’(ダブルクォーテーション)で囲んでください。
バックアップディレクトリを圧縮している場合は、解凍後、指定してください。
バックアップディレクトリ名には、以下の文字は使用できません。ただし、“:”(コロン)についてはドライブ文字を指定する場合、“\”(エンマーク)についてはディレクトリのセパレータとして指定する場合は使用可能です。また、“.”(ピリオド)のみは指定できません。
: ; / * ? \ < > | " , |
リストアを行うバックアップファイルの名前(拡張子含む)を絶対パスで指定します。
パス指定ではない場合は、カレントパスとみなします。
パスで128バイト以内になるように指定してください。
ファイル名には、0-9の数字、a-zとA-Zの英字、“.”(ピリオド)、“_”(アンダーライン)が使用できます。
バックアップファイル内のリポジトリ名を指定します。
大文字、小文字は区別しません。半角英大文字を指定した場合も半角英小文字とみなします。
リポジトリ環境のみリストアする場合に指定します。本オプションは、クラスタシステムにおいて運用ノードから待機ノードへリポジトリ環境を複写する際に使用します。
リポジトリ環境をスタンドアロンに書き換えてリストアする場合に指定します。リポジトリのデータベースとしてRDBを使用する場合は、リポジトリデータは、リストアの対象外ですので、指定できません。(RDB製品の機能を使用してリストアしてください。)
リポジトリデータのみリストアする場合に指定します。リポジトリのデータベースとしてRDBを使用する場合は、リポジトリデータは、リストアの対象外ですので、指定できません。(RDB製品の機能を使用してリストアしてください。)
コマンド実行中のメッセージ出力を抑止する場合に指定します。また、応答メッセージ出力時に、“y”、または“Y”が入力された場合と同じ処理を行います。
本オプションを指定した場合は、システムログ(Windows(R)ではイベントログ)にエラーメッセージを出力します。
バックアップディレクトリ内の情報を表示する場合に指定します。本オプション指定時には、-dオプションも合わせて指定してください。
バックアップファイル内の情報を表示する場合に指定します。本オプション指定時には、-fオプションも合わせて指定してください。
出力される情報は、バックアップ時の以下の情報を示します。
Date :日付と時刻
irepVL :Smart Repositoryのバージョンレベル
OSname :OS名
HostName :ホスト名
Option :オプション(-confonly/-dataonly)指定
Repository:リポジトリ名
Database :データベース名(リポジトリのデータベースとしてRDBを使用する場合)
コマンドの実行結果は、コマンドを実行した画面に出力されます。メッセージの内容については、“メッセージ集”の“メッセージ番号がirepで始まるメッセージ”を参照してください。
Data already exists in database store. (%s) |
%s:データベース格納先パス
バックアップディレクトリ“X:\Backup\irep\rep001_back”を“rep001”というリポジトリ名でリストアする場合
ireprestsys -d X:\Backup\irep\rep001_back -R rep001 |
バックアップ時の情報を参照する場合
ireprestsys -d X:\Backup\irep\rep001_back -l |
バックアップファイル“/backup/irep/rep001_back.tar.gz”を“rep001”というリポジトリ名でリストアする場合
# ireprestsys -f /backup/irep/rep001_back.tar.gz -R rep001 |
バックアップ時の情報を参照する場合
# ireprestsys -f /backup/irep/rep001_back.tar.gz -l |
バックアップファイル“/backup/irep/rep001_back.tar.gz”を“rep001”というリポジトリ名でリストアする場合
# ireprestsys -f /backup/irep/rep001_back.tar.gz -R rep001 |
バックアップ時の情報を参照する場合(リポジトリのデータベースとして標準データベースを使用する場合)
# ireprestsys -f /backup/irep/rep001_back.tar.gz -l |
バックアップ時の情報を参照する場合(リポジトリのデータベースとしてRDBを使用する場合)
# ireprestsys -f /backup/irep/rep001_back.tar.gz -l |
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