Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)
目次 索引 前ページ次ページ

第4部 Webサーバ運用編> 第20章 Interstage HTTP Server運用コマンド

20.2 htpasswd

名前

 htpasswd − ユーザ認証時のパスワードファイルの編集

形式

 htpasswd [-c] passwdfile username

機能説明

 本コマンドは、ユーザ認証時に使用するパスワードファイルを編集するコマンドです。
 環境定義ファイル(httpd.conf)内のAuthUserFileディレクティブのパラメタ指定時に使用します。
 以下に、本コマンドのオプションとパラメタを示します。

-c

 ユーザパスワードファイルを新規に作成します。同名のファイルが存在する場合は、上書きされます。本オプションを指定しない場合、ユーザ名はpasswdfileで指定したファイルに追加されます。

passwdfile

 パスワードファイル名を指定します。

username

 追加するユーザ名を指定します。

注意事項

 ユーザを削除する場合は、パスワードファイルをテキストエディタで編集してください。
 パスワードファイルは、テキストエディタで参照すると以下のように記述されています。“user2”を削除する場合は、“user2”の行を削除して格納してください。

user1:$apr1$SR3.....$4aQAE2EU9NZTtbkxMEOa4/
user2:$apr1$DS3.....$tEb4EYLhraAc1p2wIygTV/

備考

 -cオプション以外にも、Apache HTTP Server Version 1.3で提供されている本コマンドのオプションを使用できます。
 -cオプション以外のオプションについては、Interstage HTTP Serverの起動中に、Webブラウザから以下のファイルを開いて、本コマンドの機能説明を参照してください。

http://ホスト名:ポート番号/manual/programs/htpasswd.html

 ホスト名:Interstage HTTP Serverをインストールしたシステムのホスト名またはIPアドレス。
 ポート番号:ポート番号。ホストのポート番号が80である場合は、省略可(省略する場合、コロン(:)は不要)。

使用例


 新規にパスワードファイル“C:\Interstage\F3FMihs\conf\password.txt”を作成して、ユーザ“user1”のパスワードを登録する場合

htpasswd -c C:\Interstage\F3FMihs\conf\password.txt user1
New password:*****
Re-type new password:*****
Adding password for user user1

 上記と同じパスワードファイルに、さらに“user2”のパスワードを追加する場合

htpasswd C:\Interstage\F3FMihs\conf\password.txt user2
New password:*****
Re-type new password:*****
Adding password for user user2


 新規にパスワードファイル“/opt/FJSVihs/conf/password.txt”を作成して、ユーザ“user1”のパスワードを登録する場合

htpasswd -c /opt/FJSVihs/conf/password.txt user1
New password:*****
Re-type new password:*****
Adding password for user user1

 上記と同じパスワードファイルに、さらに“user2”のパスワードを追加する場合

htpasswd /opt/FJSVihs/conf/password.txt user2
New password:*****
Re-type new password:*****
Adding password for user user2


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2006