Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編) |
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第2部 OLTPシステム運用編 | > 第8章 CORBAサービス運用コマンド |
odlistns − ネーミングサービスの登録内容の表示
odlistns [-R] [-l] [name] [-M system]
odlistnsコマンドは、ネーミングサービスに対し、OD_or_admコマンドで登録されたオブジェクトリファレンスの内容を表示します。
本コマンドで指定可能なオプションとパラメタを以下に示します。
ルートネーミングコンテキストまたは、指定されたネーミングコンテキスト配下を再帰的に表示します。
登録されているオブジェクトリファレンスの詳細情報を表示します。
表示したいネーミングコンテキストがルートネーミングコンテキスト以外の場合に、文字列表記のバインディング名の形式で指定します。文字列表記のバインディング名については、“アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)”(Interstage Application Server Enterprise Editionで提供)の“文字列表記のバインディング名”を参照してください。
また、他ホスト上のネーミングサービスのネーミングコンテキストをURLスキーマの形式で指定することもできます。URLスキーマについては、“アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)”(Interstage Application Server Enterprise Editionで提供)の“URLスキーマ”を参照してください。
拡張システムを生成した場合に、運用の対象となるシステム名systemを指定します。本オプションを省略すると、デフォルトシステムでの運用が対象となります。
本オプションは、以下の製品で指定可能です。
− Interstage Application Server Enterprise Edition
以下に-lオプションで表示されたオブジェクトリファレンスの詳細情報の見方を示します。
Name(Type) Object information(detail) Default object information(detail) cnauto::intf(o) IDL:cnauto/intf:1.0, IDL:cnauto/intf:1.0, (r2d2:8002:1.1:NONE) (a) (b) (c) (d) (e) (f) (g) (h) |
a) ネーミングサービスに登録した名前
b) 登録した型
c) インタフェースリポジトリ名
d) インプリメンテーションリポジトリ名
e) オブジェクトのホスト名
f) オブジェクトのポート番号
g) オブジェクトのバージョン
h) コード系
ロードバランスオブジェクトグループが257個以上登録されている場合は、すべてのオブジェクトグループの一覧を取得することができません。
起動時に表示されるメッセージと意味を以下に示します。
SYSTEM Exception raised:IDL:CORBA/StExcep/COMM_FAILURE:1.0
CORBAサービスが起動されていません。または、通信エラーが発生しました。
SYSTEM Exception raised:IDL:CORBA/StExcep/NO_IMPLEMENT:1.0
ネーミングサービスが起動されていません。または、指定されたバインディング名がネーミングコンテキストとして登録されていません。
SYSTEM Exception raised:IDL:CORBA/StExcep/UNKNOWN:1.0
指定されたバインディング名に誤りがあります。
Exception raised:IDL:CosNaming/NamingContext/NotFound:1.0
指定されたネーミングコンテキストは、登録されていません。
odlistns Name(Type) IntfID NC001(c) IDL:CosNaming/NamingContext:1.0 cnauto::intf(o) IDL:cnauto/intf:1.0 lbg001(l) IDL:ISOD/LBG:1.0 odlistns /NC001 Name(Type) IntfID ior001(o) IDL:cnauto/intf:1.0 odlistns -l Name(Type) Object information(detail) Default object information(detail) NC001(c) IDL:CosNaming/NamingContext:1.0, IDL:CosNaming/NamingContext:1.0, (r2d2:8002:1.0:), context.918625395.0 cnauto::intf(o) IDL:cnauto/intf:1.0, IDL:cnauto/intf:1.0, (r2d2:8002:1.0:) lbg001(l) IDL:ISOD/LBG:1.0, FUJITSU-Interstage-NSLBO, (r2d2:8002:1.1:NONE) IDL:cnauto/intf:1.0, IDL:cnauto/intf:1.0, (r2d2:8002:1.0:) odlistns -R Name(Type) IntfID NC001(c) IDL:CosNaming/NamingContext:1.0 NC001/ior001(o) IDL:cnauto/intf:1.0 cnauto::intf(o) IDL:cnauto/intf:1.0 lbg001(l) IDL:ISOD/LBG:1.0 |
注) Typeの意味は、以下のとおりです。
c : ネーミングコンテキスト
o : オブジェクト
l : ロードバランスオブジェクトグループ
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