Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編) |
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OD_set_env − オブジェクトリファレンス生成時に埋め込むIPアドレスおよびコード情報の設定
(1) IPアドレスまたはホスト名の設定
OD_set_env -n {IPaddress|HostName} [-L Locale] [-M system]
OD_set_env -L Locale [-M system]
(2) 設定情報の表示
OD_set_env -l [-M system]
OD_set_envコマンドは、サーバマシンで動作し、オブジェクトリファレンスの生成時に組み込むIPアドレスの設定およびオブジェクトリファレンスのコード情報の暗黙値を設定します。
本コマンドで指定可能なオプションとパラメタを以下に示します。
オブジェクトリファレンスにサーバアプリケーションのIPアドレスまたはホスト名の情報を設定します。なお、IPaddress,HostNameで指定される値の妥当性チェックは行わないため、設定する値に注意してください。
オブジェクトリファレンスのコード情報の暗黙値を設定します。指定可能なコード系については、“OD_or_adm”を参照してください。
-nおよび-Lオプションにより設定されたサーバアプリケーションのオブジェクトリファレンスの設定情報を表示します。
拡張システムを生成した場合に、運用の対象となるシステム名systemを指定します。本オプションを省略すると、デフォルトシステムでの運用が対象となります。
本オプションは、以下の製品で指定可能です。
− Interstage Application Server Enterprise Edition
起動時に表示されるメッセージと意味を以下に示します。
$OD_HOME is not set
環境変数OD_HOMEが未設定です。
OD_set_env:option requires an argument - X
-Xオプションのパラメタが指定されていません。パラメタを設定してください。
ObjectReference create environment error
オブジェクトリファレンスの生成環境に誤りがあります。
your unauthorized environment change
環境情報を設定する権限がありません。
Multiply XXX
オプションXXXが二重に定義されました。
locale is NULL
-Lオプションのパラメタが指定されていません。
name is NULL
-nオプションのパラメタが指定されていません。
Failed to open boa.env
boa.envファイルのオープンに失敗しました。
一般ユーザ権限でコマンドを実行している可能性があります。
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