Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)
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第2部 OLTPシステム運用編> 第8章 CORBAサービス運用コマンド

8.4 OD_set_env

名前

 OD_set_env − オブジェクトリファレンス生成時に埋め込むIPアドレスおよびコード情報の設定

形式

(1) IPアドレスまたはホスト名の設定
 OD_set_env -n {IPaddress|HostName} [-L Locale] [-M system]
 OD_set_env -L Locale [-M system]

(2) 設定情報の表示
 OD_set_env -l [-M system]

機能説明

 OD_set_envコマンドは、サーバマシンで動作し、オブジェクトリファレンスの生成時に組み込むIPアドレスの設定およびオブジェクトリファレンスのコード情報の暗黙値を設定します。

 本コマンドで指定可能なオプションとパラメタを以下に示します。

-n {IPaddress|HostName}

 オブジェクトリファレンスにサーバアプリケーションのIPアドレスまたはホスト名の情報を設定します。なお、IPaddress,HostNameで指定される値の妥当性チェックは行わないため、設定する値に注意してください。

-L Locale

 オブジェクトリファレンスのコード情報の暗黙値を設定します。指定可能なコード系については、“OD_or_adm”を参照してください。

-l

 -nおよび-Lオプションにより設定されたサーバアプリケーションのオブジェクトリファレンスの設定情報を表示します。

-M system

 拡張システムを生成した場合に、運用の対象となるシステム名systemを指定します。本オプションを省略すると、デフォルトシステムでの運用が対象となります。
 本オプションは、以下の製品で指定可能です。
 − Interstage Application Server Enterprise Edition

注意事項

メッセージ

 起動時に表示されるメッセージと意味を以下に示します。

$OD_HOME is not set
 環境変数OD_HOMEが未設定です。

OD_set_env:option requires an argument - X
 -Xオプションのパラメタが指定されていません。パラメタを設定してください。

ObjectReference create environment error
 オブジェクトリファレンスの生成環境に誤りがあります。

your unauthorized environment change
 環境情報を設定する権限がありません。

Multiply XXX
 オプションXXXが二重に定義されました。

locale is NULL
 -Lオプションのパラメタが指定されていません。

name is NULL
 -nオプションのパラメタが指定されていません。

Failed to open boa.env
 boa.envファイルのオープンに失敗しました。
 一般ユーザ権限でコマンドを実行している可能性があります。


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