Interstage Application Server Webサーバ運用ガイド (Interstage HTTP Server編) |
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第1章 概要 |
Windows(R)システムでは、クライアントとの多重接続はスレッド多重で実現しています。
Interstage HTTP Serverのプロセス構成、およびスレッド構成に関連する設定は、環境定義ファイル(httpd.conf)において、以下のディレクティブを使用して行います。
機能概要 |
ディレクティブ |
初期値 |
---|---|---|
クライアントの同時接続数 |
50 |
|
デーモンプロセスが処理可能なリクエスト数 |
0 |
上記のディレクティブの設定値とプロセス構成・スレッド構成の関係について以下に説明します。
Interstage HTTP Serverを起動すると、デーモンプロセスはThreadsPerChildディレクティブで指定した数値の通信スレッドおよび状態表示デーモンスレッドを生成します。クライアントからのリクエストを受け付けたり、通信を切断した場合でも、通信スレッド数は変わりません。
クライアントとの同時接続数がThreadsPerChildディレクティブで指定した数値に達した場合、クライアントからの新しいリクエストはデーモンプロセス内にキューイングされます。なお、キューイングの最大数は、IHSAcceptQueueSizeディレクティブを使用して設定します。
デーモンプロセス生成後に受け付けるリクエストの合計がMaxRequestsPerChildディレクティブで指定した数値を超過した場合に、デーモンプロセスを再起動します。このとき、通信スレッドがクライアントに応答を返し、通信を切断した後に、デーモンプロセスは自ら終了します。
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