Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (イベントサービス編)
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D.3 使用時の注意事項
サンプルプログラムを使用するときに注意すべき点を以下に示します。
- ネーミングサービスを使用します。事前に起動しておいてください。
- Pushモデルにおいてコンシューマのサンプルプログラムをkillコマンドなどで終了した場合は、イベントチャネルを再起動してください。
イベントチャネルを再起動せずに、再度コンシューマのサンプルプログラムを起動した場合、以下のように動作します。
- C言語/C++言語/COBOLアプリケーションの場合:
- 同一のイベントデータが複数個配信されます。
- Java言語アプリケーションの場合:
- イベントデータは1個配信されます。このとき、エラーメッセージes10802が出力される場合がありますが、問題ありません。
- 接続情報取得のサンプルプログラムは、イベントサービスのイベントチャネル用です。ノーティフィケーションサービスのイベントチャネル用に変更する場合は、接続情報取得関数インタフェースを変更してください(“イベントチャネルの接続情報の取得”参照)。また、ライブラリの変更については、各言語の“アプリケーションの作成方法”を参照してください。
- Java言語サンプルプログラムに関する注意事項
- 事前に“アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)”の“アプリケーションの開発(Java言語)”を参照してください。
- 環境変数CLASSPATHにCORBAサービスおよびイベントサービスが提供するクラスライブラリを指定する必要があります。環境変数を設定するライブラリについては、“クライアントアプリケーションの作成方法”を参照し、設定してください。
例) JDK1.4を使用して、ノーティフィケーションサービスのサンプルプログラムを翻訳、実行する場合。

CLASSPATH=$CLASSPATH:/opt/FSUNod/etc/class/ODjava4.jar:/opt/FJSVes/lib/esnotifyjava4.jar
export CLASSPATH

CLASSPATH=$CLASSPATH:/opt/FJSVod/etc/class/ODjava4.jar:/opt/FJSVes/lib/esnotifyjava4.jar
export CLASSPATH
- アプリケーション実行時にはシェルスクリプト(consumer, supplier)を以下のように編集し、ネイティブモードで実行してください。
consumerを以下のように編集してください。
java -native mix_consumer
supplierを以下のように編集してください。
java -native mix_supplier
- COBOLサンプルプログラムに関する注意事項
- ノーティフィケーションサービスのアプリケーションと通信することはできません。
- グローバルトランザクションのサンプルプログラムに関する注意事項
- グローバルトランザクションのサンプルプログラムを実行する場合は、データベース連携サービスが必要です。Interstageをtype2で初期化してください。
- 環境変数OTS_HOMEを設定してください。
データベース連携サービスの環境変数OTS_HOMEにデータベース連携サービスのインストールディレクトリを指定します。
Solaris:/opt/FSUNots
Linux:/opt/FJSVots
- Java言語の場合は、以下の操作を行ってください。
環境変数CLASSPATHにデータベース連携サービスが提供するクラスライブラリを指定します。
例) JDK1.4を使用して、グローバルトランザクションのサンプルプログラムを翻訳/実行する場合。

CLASSPATH=$CLASSPATH:/opt/FSUNod/etc/class/ODjava4.jar:/opt/FJSVes/lib/esnotifyjava4.jar:$OTS_HOME/etc/class/otscurrentsv_java2.jar
export CLASSPATH

CLASSPATH=$CLASSPATH:/opt/FJSVod/etc/class/ODjava4.jar:/opt/FJSVes/lib/esnotifyjava4.jar:$OTS_HOME/etc/class/otscurrentsv_java2.jar
export CLASSPATH

- C++言語サンプルプログラムに関する注意事項
- Sun WorkShop4.2シリーズを使用して、C++言語のサンプルプログラムを作成する場合は、Makefileを修正し、以下のようにライブラリ名を変更する必要があります。
なお、Makefile内にコメント行(先頭がハッシュマーク(#)で始まる行)で定義されているので、必要に応じて使用してください。
修正前 |
修正後 |
-lOMcpp50 |
-lOMcpp |
-lescpp50 |
-lescpp |
-lOMcncpp50 |
-lOMcncpp |
-lOMcncpp50 |
-lesnotifycpp |
-lCurrent_CPP50 |
-lCurrent_CPP |
espullsup_skel_cpp50.o |
espullsup_skel_cpp.o |
espushcon_skel_cpp50.o |
espushcon_skel_cpp.o |
- COBOLサンプルプログラムに関する注意事項
- COBOLサンプルプログラムをスレッドモードで使用している場合は、結合するライブラリ、オブジェクトを変更する必要があります。“提供プログラム”を参照し、Makefileを編集してください。

- C言語およびC++言語サンプルプログラムに関する注意事項
- Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for EM64T)でサンプルプログラムを作成する場合は、gcc/g++コマンドに“-m32 -mtune=i386”オプションを指定する必要があります。
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