| MessageQueueDirector説明書 |
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| 第3部 クラスタシステム編 | > 第15章 クラスタサービス機能(MSCS編) | > 15.2 環境設定 | > 15.2.2 MQDの基本機能の環境を作成する |
クラスタサービスを使用する場合、MQD環境定義にクラスタシステム用のClusterセクションを追加します。また、環境定義に指定するすべてのファイルは、共有記憶装置上の物理ディスクを指定する必要があります。クラスタサービスを使用する場合のMQD環境定義は以下の形式で記述します。なお、Clusterセクション以外は、クラスタサービスを使用しない場合と同一です。
[MQDConfiguration]
QueueMax = 作成メッセージキュー数の最大値
MessageBufferMaxSize = メッセージバッファの最大長
[Transaction]
TransactionFile = トランザクション管理ファイルの名前
Max_Size = 1トランザクションで送受信するメッセージ長の合計の最大値
[SystemFile]
SystemFile1 = システム制御用ファイル1の名前
SystemFile2 = システム制御用ファイル2の名前
SystemFile2_Size = システム制御用ファイル2の容量
[QueueIndex]
File = メッセージキュー管理ファイルの名前
[DiskQueue]
File = ディスク型メッセージキューのメッセージ格納ファイルの名前
Size = ディスク型メッセージキューのメッセージ格納域の容量
[MemoryQueue]
File = メモリ型メッセージキューのメッセージ格納域管理ファイルの名前
Size = メモリ型メッセージキューのメッセージ格納域の容量
[WatchQueueUsed]
DiskQueue = ディスク型メッセージキューのメッセージ格納域の安全値と警告値
MemoryQueue = メモリ型メッセージキューのメッセージ格納域の安全値と警告値
[Cluster]
SystemDirectory = MQDのクラスタサービスが使用するディレクトリの名前 |
MQDのクラスタサービスが使用するシステムファイルを格納するディレクトリを指定します。記述内容を、表15.1に示します。
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キーワード |
省略 |
データ型 |
記述方法 |
記述内容の説明 |
|---|---|---|---|---|
|
SystemDirectory |
不可 |
文字列 |
絶対パス名で指定します。 |
MQDのクラスタサービスが使用するシステムファイルを格納するディレクトリの名前を指定します。 |
以下に、Clusterセクションの記述例を示します。
[Cluster]
SystemDirectory = x:\mqddir |
MQDをクラスタサービスで使用する場合、共有ディスク上に“3.2.2.2 ファイル容量の見積り”に示すファイル容量が必要です。
必要なファイル容量を確保してから以降の操作を実行してください。
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