MessageQueueDirector説明書 |
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第2部 拡張機能編 | > 第9章 同報配信サービス | > 9.3 環境作成 | > 9.3.2 環境作成の説明 |
サービス定義の作成では、以下の二つの作業があります。
サービス定義は、同報配信サービスで使用するメッセージキューの対応関係(配信元と配信先のメッセージキュー名)を同報グループごとに定義します。サービス定義を格納するファイルをサービス定義ファイルと呼びます。サービス定義ファイルは、ユーザが任意の通常ファイル上にテキストファイルとして作成します。このファイルは、後述のサービス定義の登録時に使用されます。
サービス定義では、同報グループごとに以下の情報を定義します。
サービス定義は、テキスト編集ツールを使用して記述してください。サービス定義の記述方法の詳細については、“9.3.3 環境定義の記述”を参照してください。
サービス定義ファイルを作成した後、サービス定義の登録および反映を行います。サービス定義の登録は、mqdmcasdefコマンドを使用して行います。
以下にmqdmcasdefコマンドの入力例を示します。
------------------------------------------------------- mqdmcasdef -a -f MCASsvc.def -------------------------------------------------------
すでにサービス定義を登録している場合は、新しい定義が同報グループごとに既存の定義に追加されます。同じ同報グループに対する定義の登録は無視されます。
サービス定義を登録した後、次にサービス定義の反映を行います。サービス定義の反映は、mqdstrコマンドまたはmqdstrsvcコマンドを使用して行います。
以下にmqdstrsvcコマンドを使用して定義の反映を行う場合の入力例を示します。
-------------------------------------- mqdstrsvc -n MCAS --------------------------------------
なお、配信先のメッセージキューを追加または削除する場合など、同報グループの内容を変更するときには、サービス定義を再作成する必要があります。この場合には、サービス定義の全体または該当の同報グループだけを削除した後、再度、上記のサービス定義の登録/反映の操作を行ってください。
サービス定義の削除は、mqdmcasdefコマンドを使用して行います。サービス定義ファイルには、事前に削除する同報グループを登録時と同じ形式で記述してください。指定した同報グループの部分だけが削除されます。全体を削除するためには、登録済のすべての同報グループを記述したサービス定義ファイルを指定してください。
以下にmqdmcasdefコマンドの入力例を示します。
---------------------------------------------------- mqdmcasdef -d -f MCASsvc.def ----------------------------------------------------
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