MessageQueueDirector説明書
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第1部 基本機能編> 第6章 アプリケーションの作成

6.4 MQDのトランザクション機能を利用したアプリケーションの作成

 MQDのトランザクション機能を利用した、メッセージを送受信するアプリケーションは、事前にMQDおよび目的のメッセージキューに接続し、トランザクションを開始、その直後でメッセージの送受信を行うように作成します。

 メッセージの送信は、プログラムインタフェースの“MQDPUTMSG”または“mqd_putmsg”を使用して行い、メッセージの受信はプログラムインタフェースの“MQDGETMSG”または“mqd_getmsg”を使用して行います。

 トランザクション機能を利用したメッセージの送受信の使用例を図6.7に示します。

[図6.7 トランザクション機能を利用したメッセージの送受信の使用例]

[図の説明]

 1) アプリケーションをMQDに接続します。
 2) アプリケーションを目的(受信先と送信先)のメッセージキューに接続します。
 3) “MQDBEGIN”を実行してMQDのトランザクションを開始します。
 4) メッセージキュー(キューx)からメッセージを受信します。
 5) メッセージの内容を見て、送信先メッセージキュー(キューy)または送信先メッセージ
  キュー(キューz)にメッセージを送信します。
 6) “MQDCOMMIT”を実行してMQDのトランザクションを終了します。
 7) アプリケーションをメッセージキューから切断します。
 8) アプリケーションをMQDから切断します。


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