MessageQueueDirector説明書 |
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第1部 基本機能編 | > 第2章 機能 |
MQDのトランザクション機能は、メッセージ交換におけるメッセージ保証の単位を変更します。
通常は、メッセージキューに対するユニットの送信(または受信)がメッセージ保証の単位ですが、トランザクション機能を利用した場合には、“トランザクションの開始”から、“トランザクションの終了”までがメッセージ保証の単位となります。その間にアプリケーションは複数のメッセージキューに対して、複数のユニットのメッセージ操作を行うことが可能です。
また、トランザクション処理中は、いつでも“トランザクションの取消し”機能を利用して、トランザクション内のメッセージ操作を取り消すことができます。
アプリケーションがトランザクション機能を利用したメッセージ交換を行うための処理を以下の順に説明します。
なお、トランザクション機能を利用したメッセージ交換を行うためには、事前にメッセージキューを作成しておく必要があります。メッセージキューの詳細については、“2.4 メッセージキュー管理”を参照してください。
また、アプリケーションの開始時には、“MQDへの接続”と“メッセージキューへの接続”を行い、終了時には、“メッセージキューからの切断”と“MQDからの切断”を行う必要があります。インタフェースの詳細については、“第8章 プログラムインタフェース”を参照してください。
トランザクション機能を利用したメッセージ交換のモデルを図2.5に示します。
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