PRIMECLUSTER Wizard for NAS 導入運用手引書 4.2 - Linux for Itanium -
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第2章 環境設定

2.3 NAS 装置の設定

NAS 装置の設定について説明します。

■初期設定

NAS 装置のマニュアルに従い、初期設定 (ネットワーク設定、RAID 設定等) を行ってください。

■ボリューム作成

NAS 装置のマニュアルに従い、ボリュームの作成を行ってください。作成したボリュームは本製品の環境設定時に入力する必要があります。

■ホスト設定

NAS 装置で DNS を使用する場合は DNS に NAS 装置を使用するクラスタノードのホスト名と IPアドレスを登録してください。DNS を使用しない場合は、以下の方法で NAS 装置にホスト名と IPアドレスを登録してください。

  1. NAS 装置の /vol/vol0 ボリュームを NAS 装置に設定した管理サーバでマウントします。

  2. (上記でマウントしたマウントポイント) /etc/hosts ファイルに NAS 装置を使用するクラスタノードのホスト名と IPアドレスを登録します。

同様に、NAS 装置のホスト名を DNS あるいは NAS 装置を使用するクラスタノードの /etc/hosts に登録してください。


DNS あるいは NAS 装置の /etc/hosts ファイルに指定するホスト名は、クラスタノードのホスト名と一致させてください。もし異なる場合、正常にロック制御できない場合があります。

■rsh 設定

本製品は NAS 装置の制御に rsh を使用します。そのため、NAS 装置で rsh を使用できるように以下の手順で設定します。

  1. telnet で NAS 装置に接続します。

  2. 以下のコマンドを実行し、NAS 装置を使用するノードから rsh を使用できるように設定します。

    options rsh.access host=ホスト名1,ホスト名2


  3. NAS 装置の /vol/vol0 ボリュームを NAS 装置に設定した管理サーバでマウントします。
    (上記でマウントしたマウントポイント) /etc/hosts.equiv ファイルに NAS 装置を使用するクラスタノードのホスト名を登録します


設定完了後、NAS 装置に対してクラスタノードから rsh を実行できることを確認してください。

# rsh nas1 date
Tue Jun 6 10:50:24 JST 2006

■exportfs 設定

以下の手順で、exportfs の設定をする必要があります。

  1. NAS 装置の /vol/vol0 ボリュームを NAS 装置に設定した管理サーバでマウントします。
     
  2. (上記でマウントしたマウントポイント) /etc/exports ファイルに、使用する NAS 装置上のボリューム名を登録します。

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