PRIMECLUSTER Wizard for PowerGres Plus 導入運用手引書 4.2 - Linux - |
目次
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第1章 概要 |
PRIMECLUSTER Wizard for PowerGres Plus は、PRIMECLUSTER 上で PowerGres Plus のクラスタ運用を行うためのソフトウェア製品です。PRIMECLUSTER 上で PowerGres Plus のスタンバイ運用 (コールドスタンバイ) を行うことができます。
本製品は、以下のモジュールで構成されています。
モジュール |
内容 |
---|---|
設定ファイル |
PRIMECLUSTER 上で PowerGres Plus の運用を行うための環境設定用のファイル |
Detector (ディテクタ) |
PowerGres Plus の状態を監視するモジュール |
Scripts |
PowerGres Plus の起動・停止を制御するスクリプト |
設定/運用コマンド |
設定/運用時に使用するコマンド類 |
userApplication の作成を支援する設定ファイルのテンプレートを提供します。
このテンプレートは、PRIMECLUSTER RMS ウィザードの hvw コマンドによる環境設定で利用します。
PowerGres Plus データベースインスタンスの監視を行います。
PowerGres Plus データベースインスタンスの監視を行うために PowerGres Plus への接続を行い、監視用のテーブルの参照を定期的にSQL コマンドで行います。そのため、PowerGres Plus データベースインスタンスのプロセス生死だけでなく、論理的な異常も検出することが可能です。PowerGres Plus データベースインスタンスがハングアップしているような状態でも SQL コマンドが一定時間内に復帰しない場合にタイムアウトして異常を通知します。
userApplication の状態遷移に従って、PowerGres Plus データベースインスタンスを自動的に起動・停止します。PowerGres Plus データベースインスタンスの起動は、 pg_ctl コマンドを使用することにより、データベースが異常な状態である場合にリカバリ処理を実施しながら起動します。PowerGres Plus データベースインスタンスの停止においては、fast モード (デフォルト) で停止を行い、userApplication の異常終了の場合には、immediate モード (デフォルト) で PowerGres Plus データベースインスタンスを停止します。
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