SSF/Backup Facility 運用手引書

2.3 AdvancedCopy Managerの管理ファイルのスペース容量

AdvancedCopy Managerの管理ファイルには、Storage管理サーバのリポジトリと共有ディスク（クラスタ構成のみ）があります。

　

2.3.1 Storage管理サーバのリポジトリの容量 

Storage管理サーバのリポジトリには、以下のデータベース領域が必要となります。

AdvancedCopy Managerのデータベース領域の見積もりについては、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 導入手引書』の「2.1.4 データベース領域の見積もり」を参照してください。

　

• DBファイル

  250MB必要です。

  シングル構成の場合、本書の「付録B スペース容量見積もりワークシート」中の、ＬＵＮ２のスライス１に該当します。 クラスタ構成の場合、本書の「付録B スペース容量見積もりワークシート」中の、volume0004に該当します。

  　

• RDBディクショナリ用ディレクトリ

  100MB必要です。

  シングル構成の場合、本書の「付録B スペース容量見積もりワークシート」中の、ＬＵＮ２のスライス３に該当します。 クラスタ構成の場合、本書の「付録B スペース容量見積もりワークシート」中の、volume0006に該当します。

  　

• RDBログファイル用ディレクトリ

  100MB必要です。

  シングル構成の場合、本書の「付録B スペース容量見積もりワークシート」中の、ＬＵＮ２のスライス４に該当します。 クラスタ構成の場合、本書の「付録B スペース容量見積もりワークシート」中の、volume0007に該当します。

  　

• リポジトリデータ格納 DBスペース用ディレクトリ

  以下の計算式で求めます。

  容量(MB)＝{ [(サーバ数 × 6 ＋ デバイス総数 × 11) ÷ 40] × 17 ＋ 512 } ÷ 1024 + 50

  • サーバ数: Storage管理サーバと、管理するStorageサーバ(業務サーバ)の総数
  • デバイス総数: AdvancedCopy Managerで管理対象とするデバイス(*1)数の総数。
    各Storageサーバ(業務サーバ)に接続されている全デバイス数ではありませんので、注意してください。
  • [　]内、計算結果の小数点以下は切り上げてください。
  • 算出した容量が115MBに満たない場合は、115MBを容量として採用してください。

  (*1)管理対象のStorageサーバ(業務サーバ)のOS種別により、“デバイス”は以下の意味となります。

  StorageサーバのOS種別	“デバイス”の意味
  Solaris OS	スライス
  Windows	パーティション
  Linux	パーティション
  HP-UX	LUN
  AIX	LUN

  　

  なお、管理対象となるStorageサーバがSafeDISKまたはPRIMECLUSTER GDSによるミラーリングを行っている場合には、デバイス数はミラースライスの総数となります

  シングル構成の場合、本書の「付録B スペース容量見積もりワークシート」中の、ＬＵＮ２のスライス５に該当します。 クラスタ構成の場合、本書の「付録B スペース容量見積もりワークシート」中の、volume0008に該当します。

  見積りの因子は、Storageサーバが複数ある場合にはすべてのStorageサーバでの数の総和とし、クラスタ運用を行う場合は、論理的なサーバだけでなく、物理的なサーバの数も考慮してください。

  　

2.3.2 共有ディスクの容量 

SSF/Backup Facilityがクラスタ構成の時、AdvancedCopy Managerの共有ディスクとして、10MBを割り当ててください。

運用状況によっては、容量が不足する場合があります。 『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager クラスタ適用ガイド』の「3.2 共有ディスクの容量」を参照して、再見積もりした値を設定してください。

本書の「付録B スペース容量見積もりワークシート」中の、volume0005に該当します。