ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 導入手引書 13.0 -AIX-
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第5章 バージョンアップ

本章では、Softek AdvancedCopy Managerからのバージョンアップの手順について説明します。

システム全体をバージョンアップする場合は、以下の順にバージョンアップしてください。

  1. Storage管理サーバ

  2. Storageサーバ

5.1 Storage管理サーバのバージョンアッ 

Storage管理サーバのバージョンアップ方法については、Storage管理サーバのOSに対応した導入手引書の『Storage管理サーバのバージョンアップ』を参照してください。

5.2 Storageサーバのバージョンアッ 

Storageサーバのバージョンアップ方法について説明します。

  1. 管理情報のバックアップ
    バージョンアップ前の環境で管理情報を退避します。

  2. アンインストール
    旧製品をアンインストールします。

  3. インストール
    本製品をインストールして、環境設定を行います。

  4. サーバ情報の変更
    データの整合性を確保するために、サーバ情報の変更処理を行います。

  5. 管理情報のリストア
    バックアップしておいた管理情報を復元します。


バージョンアップ時に構成変更が行われる場合

バージョンアップ時にStorageサーバのサーバ名やIPアドレスやポート番号の変更が必要である場合は、上記手順によるバージョンアップの終了後、『AIX版 ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 運用環境の変更』を参照して、変更作業を行ってください。

5.2.1 管理情報のバックアップ

Storageサーバ上にある以下の管理情報を退避します。

退避方法については、運用手引書の『データベースの保守』の『データベースを個別にバックアップする場合』を参照してください。

5.2.2 アンインストール

旧バージョンのアンインストール作業手順については、それぞれのバージョンの導入手引書の『アンインストール』の内容を参照してください。アンインストール手順の中で、リポジトリ動作環境の削除を行います。


クラスタ運用している場合

StorageサーバをStorageサーバ業務としてクラスタ運用している場合には、アンインストールの前にクラスタアンセットアップが必要となります。

クラスタアンセットアップの作業手順ついては、それぞれのバージョンのクラスタ適用ガイドの『Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務の削除』を参照してください。

5.2.3 インストール

本バージョンのAdvancedCopy Managerをインストールし、リポジトリ動作環境の設定を行います。

手順については、以下のマニュアルを参照してください。

■インストール

■動作環境の設定

5.2.4 サーバ情報の変更

データの整合性を確保するために、Web画面またはサーバ情報変更コマンドを使用してサーバ情報の変更処理を行います。

■Web画面を使用する場合

サーバ一覧画面にてStorageサーバを選択し、[操作]メニューから[サーバの変更...]を選択して表示されるダイアログにおいて、何も変更せずに[OK]ボタンを押下します。

Web画面の使用方法については、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 使用手引書 サーバの変更方法』を参照してください。

■コマンドを使用する場合

オプション-nにStorageサーバ名を指定して、サーバ情報変更コマンド(stgxfwcmmodsrv)を実行します。

コマンドの使用方法については、『AIX版 ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 サーバ情報変更コマンド(stgxfwcmmodsrv)』を参照してください。

5.2.5 管理情報のリストア

退避しておいた以下の管理情報を復元します。

復旧方法については、運用手引書の『データベースの保守』の『データベースを個別にバックアップする場合』を参照してください。


レプリケーション運用を行っている場合

同時にStorage管理サーバのバージョンアップを行っている場合は、Storage管理サーバのバージョンアップ作業の中でリポジトリのリストアも行われます。そのため、レプリケーション管理簿のリストアの際に、リポジトリのリストアは実施しないでください。


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