Interstage Application Server 使用上の注意 - Solaris (TM) Operating Environment -
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第3章 注意事項> 3.15 データベース連携サービスの注意事項

3.15.4 Oracle連携時の注意事項

 Oracle Database 10gを利用する場合、プログラムの作成時および実行時は、Oracle Database 10gが提供している32ビットの共有ライブラリを利用してください。
 また実行時には、32ビットの共有ライブラリが有効になるように、ワークユニット定義ファイルやリソース定義ファイルに環境変数LD_LIBRARY_PATHを設定してください。
 対象は以下です。

 誤って64ビットの共有ライブラリを使用した場合、リソース管理プログラム、アプリケーションの起動ができません。
 また、アプリケーションの起動に成功した場合でも、連携中に異常終了する可能性があります。

ワークユニット定義への記述例

 [Control Option]
 Library for Application: $ORACLE_HOME/lib32

リソース定義ファイルへの記述例

 ENVIRON LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOME/lib32

 Java言語用のXA連携用プログラム、リソース管理プログラム、APMを作成する際に、64ビットの共有ライブラリを指定すると以下のようなエラーが発生します。

Java言語用XA連携用プログラム作成時(otsmkxapgmコマンド)

ld: 重大なエラー: ファイル /oracle/app/oracle/product/10.1.0/db_1/lib/libclntsh.so: ELF クラスが正しくありません: ELFCLASS64
ld: 重大なエラー: ファイル処理エラー。libotsxaora10g_java.so へ書き込まれる出力がありません。
UX:OTS: エラー: ots9051:コンパイルコマンドまたはリンクコマンドが異常終了しました。(1297)

リソース管理プログラム作成時(otslinkrscコマンド)

ld: 重大なエラー: ファイル /oracle/app/oracle/product/10.1.0/db_1/lib/libclntsh.so: ELF クラスが正しくありません: ELFCLASS64
ld: 重大なエラー: ファイル処理エラー。fjotsrsc_ora10g へ書き込まれる出力がありません。
UX:OTS: エラー: ots9022:リソース管理プログラムを作成できませんでした。

APM作成時(tdlinkapmコマンド)

ld: 重大なエラー: ファイル /oracle/app/oracle/product/10.1.0/db_1/lib/libclntsh.so: ELF クラスが正しくありません: ELFCLASS64
ld: 重大なエラー: ファイル処理エラー。/opt/FSUNextp/bin/extp_apmora10g へ書き込まれる出力がありません。
UX:tdlinkapm:エラー:td23008:APMの作成に失敗しました: CODE=256

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