Interstage Application Server 使用上の注意 - Solaris (TM) Operating Environment -
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第2章 制限事項> 2.10 CORBAサービスの制限事項

2.10.1 IDL定義に関する制限

 IDL定義は、以下の製品で利用可能です。

項番

制限事項

対処方法

解除予定

1

IDL定義のconst宣言において、wchar、wstring型は使用できません。

ありません。

未定

2

データ型宣言において、以下の値が65535を超えることはできません。

  • サイズ指定のある文字列型(stinrg,wstinrg)のサイズ
  • シーケンス型(sequence)のサイズ
  • 列挙型(enum)、構造体(struct)、共用体(union)、例外構造体(exception)の要素数(注)
  • 配列の配列サイズ

ありません。

未定

3

以下の条件ではプリプロセス宣言を使用できません。
1)例外(exception)宣言内
2)struct/union/enum宣言内、かつメンバの宣言の記述途中(;で終わる前)
 例)
 struct STR1{
   long
   #pragma version STR1 2.3
   a;
   string b;
   char c;
 };

ありません。

未定

4

IDL定義のJavaマッピングにおいて、以下のような再帰宣言は使用できません。
1)構造体(struct)の再帰宣言
 struct STR1 {
  sequence<STR1> para1;
 };
2)共用体(union)の再帰宣言
 union UNI1 switch(long){
  case1: sequence<UNI1> para1;
 };

ありません。

未定

5

IDL定義のCORBA/SOAPゲートウェイ生成において、union型は使用できません。

ありません。

未定

6

IDL定義のJavaマッピングでは、以下の宣言にモジュール名と同一の名前を指定できません。指定した場合、パッケージ名がモジュール名+"Package"になり、Javaコンパイルでエラーになります。
1)インタフェース(interface)宣言
2)構造体(struct)宣言
3)共用体(union)宣言
4)例外(exception)宣言
 例)
 module AAA {
   interface AAA {
     short op();
   };
 };

ありません。

未定

7

インタフェース宣言の多重継承を含むIDL定義を、インタフェースリポジトリに更新登録する場合、以下の条件では、インタフェース宣言の多重継承のインタフェースリポジトリへの登録はできません。
1)IDL定義内において、他のIDL定義ファイルをインクルードしている場合。かつ、
2)そのインクルード内のインタフェース宣言を複数のIDL定義ファイル内で継承している場合。かつ、
3)その継承している複数のIDL定義ファイルをインタフェースリポジトリに更新登録する場合。
 例)
 [INTF_A.idlファイル]
  interface A {...}
 [INTF_B.idlファイル]
  #include "INTF_A.idl"
  interface B:A {...}
 [INTF_C.idlファイル]
  #include "INTF_A.idl"
  interface C:A {...}

多重継承を含むIDL定義ファイルを作成し、インタフェースリポジトリに登録する場合、同じインタフェース宣言を継承するインタフェース宣言は、1つのIDL定義ファイル内で作成してください。
例)
 [INTF_A.idlファイル]
  interface A {...}
 [INTF_BC.idlファイル]
  #include "INTF_A.idl"
  interface B:A {...}
  interface C:A {...}

未定

8

共用体のcase文の定数式に':'を指定することはできません。

ありません。

未定

 注)
 Javaマッピングでは、要素数の上限値が異なります。


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