PowerSORT Server V5.0 使用手引書
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第5章 OCXを使用してPowerSORTを使用する> 5.3 実行前に設定するプロパティ

5.3.34 SumCmdStrプロパティ

ソート処理およびマージ処理の集約フィールドを設定します。

■構文

object.SumCmdStr = string

object

オブジェクトへの参照を表すオブジェクト式を指定します。

string

集約フィールドを記述形式にしたがって指定します。

■記述形式

pos.len typ [ pos.len typ ...]

pos

集約フィールドの位置を指定します。レコードの先頭を0として計算します。入力がテキストファイルの場合は、FieldDefinitionプロパティの値に従って、浮動フィールドまたは固定フィールドで指定します。テキストファイル以外の場合は、常に固定フィールドとなります。浮動フィールドはフィールド番号を、固定フィールドはカラム位置を指定します。

len

集約フィールドの長さをピリオド( . )に続けて指定します。
テキストファイルで浮動フィールドとして処理する場合、集約結果は指定されたフィールド長で処理されます。指定したフィールド長より実際のフィールド長が長い場合、数字の左から指定フィールド長分が有効となります。逆に指定したフィールド長より実際のフィールド長が短い場合、指定したフィールド長に拡張して処理します。

typ

集約フィールドのデータ形式をlenに続けて指定します。詳細は、集約フィールドに指定可能なデータ形式を参照してください。

■解説

集約フィールドを指定する場合は、入力レコード内のフィールドを指定してください。テキストファイルや可変長レコード形式のファイルの場合は、ファイル内の最小レコード長以下となるように位置と長さを指定します。

■記述例

例1) 入力レコードの20バイトめから10バイトの外部10進数のフィールドを集約します。

19.10zdl


例2) 入力レコードの10バイトめから10バイトの外部10進数のフィールドとレコードの30バイトめから8バイトの固定小数点2進数を集約します。

9.10zdl29.8fbi


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