Apdesigner プログラマーズガイド
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第3部 Apdesigner利用編> 第11章 Javaアプリケーション処理手続きを記述する

11.7 defaultEventProcメソッドを理解する

Javaフォームにはアテンション機能がありますが、これはJavaフォームのdefaultEventProcメソッドの延長で動作します。このためイベント処理を記述する場合はJavaフォームの各機能と協調して動作させるために処理の先頭でdefaultEventProcメソッドを呼出し、Javaフォームがイベント処理の継続を認めた場合だけ自分の処理が実行されるようにプログラムを記述する必要があります。標準的なイベント処理プログラムの形式を以下に示します。

public void jButton1_action_actionPerformed(ActionEvent e) {
  if( !defaultEventProc(e) ) {
    // ここにイベント発生時の処理を記述します。
  }
}

+defaultEventProcメソッドが処理するイベント

++JDK1.4以降の場合

イベント種別

イベントID

処理内容

イベント処理継続可否

java.awt.ActionEvent

ACTION_PERFORMED

イベントオブジェクトが保持しているactionCommand属性の値がJavaフォームで定義されているアテンション名と同じであればアテンションハンドラ実行。

実行したアテンションハンドラがtrueを返却した場合は処理継続不可。そのほかの場合は継続可能。

そのほかすべて

任意のID

なし

継続可能。


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