Apdesigner プログラマーズガイド |
目次 索引 |
第2部 アプリケーション開発編 | > 第3章 Enterprise JavaBeans (EJB)を開発する | > 3.1 概要 |
Session BeanとEntity Beanでは、HomeインタフェースとComponentインタフェースを介して、Enterprise Beanにアクセスします。
Homeインタフェースには、Enterprise Beanのインスタンスの生成、検索(Entity Beanのみ)または削除を行うためのメソッドが宣言されています。Componentインタフェースには、Enterprise Beanのビジネスメソッドが宣言されています。
これらのインタフェースは、配備(Deployment)時に実装クラスが生成されますが、クライアントはその実装を意識する必要はなく、実装の参照をHomeインタフェース、Componentインタフェースを介して扱うことができます。
クライアント(Enterprise Beanを呼び出す側)とEnterprise Beanが同一のJavaVMで動作する場合には、LocalHome、Localインタフェースを使用します。リモート環境の場合など、同一JavaVMで動作しない場合は、Home、Remoteインタフェースを使用します。
Homeインタフェース、Remoteインタフェースを介してどのよう処理を行うかについて以下に示します。
LocalHome、Localインタフェースを使用する場合に、基本的な処理は、Home、Remoteインタフェースを使用する場合と同一です。
Message-driven Beanの場合、コンテナはクライアントとEnterprise Beanの仲介を直接行いません。クライアントは、メッセージサービスにメッセージを送信します。それを受信したメッセージサービスは、メッセージリスナとして登録されているMessage-driven Beanにメッセージを配信します。
J2EEでは、ネーミングサービスを使用して各種オブジェクトを取得することが決められています。これにより、運用環境での違いをネーミングサービスとコーディング上の名前の対応関係を変更することで吸収できるようになっています。
目次 索引 |