Interstage Application Server 使用上の注意 - Windows(R) -
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第3章 注意事項

3.16 MessageQueueDirectorの注意事項

 MessageQueueDirectorは、以下の製品で利用可能です。

1) Windows(R) 2000上でMessageQueueDirectorを運用する場合

 IDCMの運用形態が手動起動1の場合、IDCMが出力しているメッセージボックスがフォアグラウンドに表示されない場合があります。この場合、ALT+TABキーを押してフォアグラウンドのプログラムを切り替えたり、ほかのプログラムを最小化させてメッセージボックスを表示させるなどの操作を行うことにより、メッセージボックスをフォアグラウンドに表示することができます。

2) メッセージ格納ファイルとしてデータベースを使用する場合

 MQDの動作中にRDBシステムの強制停止を実行しないでください。以下のコマンドおよびAPIを使用したアプリケーションを実行中にRDBシステムの強制停止を行うとデータベース内に不要な定義が残る場合があります。処理を継続するためには、不要な定義を削除する必要があります。定義の削除はrdbddlexコマンドを使用して行います。MQDで使用される定義の詳細については、MQDオンラインマニュアルの"5.3.2 SQL記述ファイル"、"付録E SQL記述ファイルの内容"を参照してください。

[コマンド]

mqdsetup

:環境作成

mqdmcassetup

:同報配信のサービス環境作成

mqdmcasunsetup

:同報配信のサービス環境削除

mqdacomsetup

:ACM連携のサービス環境作成

mqdacomunsetup

:ACM連携のサービス環境削除

mqdnsgwsetup

:イベントチャネル連携のサービス環境作成

mqdnsgwunsetup

:イベントチャネル連携のサービス環境削除

mqdcrtq

:メッセージキューの作成

mqddltq

:メッセージキューの削除

[API COBOL言語]

MQDCREATEQ

:メッセージキューの作成

MQDDELETEQ

:メッセージキューの削除

[API C言語]

mqd_createq

:メッセージキューの作成

mqd_deleteq

:メッセージキューの削除

 なお、メッセージ格納ファイルとしてデータベースを使用する場合の環境削除用のバッチファイルおよびシェルスクリプトを提供しています。不要な定義を含むMQDシステム環境をすべて削除する場合などに御利用ください。
 [環境削除用バッチファイル]
   [MQDインストールフォルダ]\sample\mqdcleandb.bat

3) [MQDConfiguration]セクションのMessageBufferMaxSize に指定する値について

 省略値は80Mbyte ですが、送信可能な最大メッセージ(64Mbyte)を送信する場合、少なくとも160Mbyte に設定してください。設定値が小さな場合、メモリ不足の発生することがあります。


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