ETERNUS SF Storage Cruiser インストールガイド 13 - Solaris (TM) オペレーティングシステム / Microsoft(R) Windows(R) -
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付録A 運用管理サーバの高可用化

A.1 クラスタシステムとは

クラスタシステムとは、2 台以上のサーバマシンを 1 台の仮想サーバマシンとして運用することで、高可用性 (High Availability) を実現するシステムです。

1台のサーバマシンでの運用では、サーバマシンや、その上で動作するサーバアプリケーションが停止した場合、再立ち上げが必要となるため、その間、運用が停止してしまいます。

クラスタシステムでは、2 台以上のサーバマシンを使用して、一方のサーバマシンやその上で動作しているアプリケーションにトラブルが発生した場合、そのマシン上で動作していたアプリケーションを他方のマシンで再起動することによって、業務をすぐに再開でき、業務の停止時間を短縮できます。このような異常が発生したサーバから正常なサーバへ業務の制御を切り替えることをフェールオーバといいます。

なお、クラスタシステムではこのような 2 台以上のサーバマシンをクラスタ、クラスタを構成するサーバマシンをノードといいます。

クラスタは次のいずれかに分類されます。


詳細については、「PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Solaris(TM) オペレーティングシステム版)」を参照してください。


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