Interstage Shunsaku Data Manager 導入・運用ガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - - UNIX共通 -
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第4章 システムの保守

4.1 保守作業の目安

ここでは、Shunsakuシステムの保守作業について説明します。
保守作業として、以下の操作があります。

システムの構成変更およびデータの最適化について、それぞれの保守操作を実行する目安を以下に示します。

■システムの構成変更

システムの構成変更のうち、サーチサーバの増設、ディレクタサーバの増設、およびソートサーバの増設について、それぞれの保守作業を実行する目安を以下に示します。

◆searcherを追加およびサーチサーバを増設する目

検索速度を向上させたい場合、またはデータ量が増加することが見込まれる場合は、searcherを追加またはサーチサーバを増設してください。

◆directorを追加およびディレクタサーバを増設する目

1つのディレクタサーバにdirectorを複数配置すると、ハードウェアの能力限界に達する可能性があります。
その場合、ディレクタサーバを複数用意し、それぞれにdirectorを配置してください。

◆sorterを追加およびソートサーバを増設する目

ソートを行う処理の多重度が多く、ソート処理でのCPU使用量が高い場合には、ソートサーバを増設し負荷分散を行います。
なお、sorterの追加およびソートサーバの増設は、拡張的なサーバ構成の場合にのみ行います。

■データの最適化

◆サーチデータを再配置する目

shundstateコマンドで表示される、各接続searcher情報のデータ量を比較して、データ量が均等でない場合は、サーチデータの再配置を行ってください。

◆ディレクタデータファイルを最適化する目

shundstateコマンドで表示される、フラグメンテーション率を参照して、ディレクタデータファイルの中に無駄な領域が増えている場合は、ディレクタデータファイルの最適化を行ってください。

本章では、以下のマルチサーバ構成を前提に説明しています。
単一サーバで運用するシステムまたはsearcherを別のサーバで運用するシステムの場合は、システム構成に合わせて必要な箇所だけをお読みください。

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