PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 4.1 (Linux版)
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第6章 バックアップとリストア> 6.6 ドメイン外サーバからのバックアップとリストア> 6.6.4 ディスク装置のコピー機能を使用したバックアップとリストア

6.6.4.4 テープからのリストアの概要

業務で使用しているディスク(スタンダードデバイス)とBCVが同期化されている状態でスタンダードデバイスのデータが破損した場合は、BCVのデータも破損するため、スタンダードデバイスのデータをテープからリストアします。

リストアは、業務を停止し、業務用ボリュームが使用されていない状態で行います。

[図:テープからのリストア]

この構成では、バックアップサーバNode3からディスクemcpowerbにアクセスできないため、emcpowerbを一時的に切り離した状態でemcpoweraのデータをテープからリストアした後、emcpowerbを再度組み込んでemcpoweraからemcpowerbへの等価性コピーを行います。Node3からemcpowera, emcpowerbの両方にアクセスできる構成の場合は、emcpowera, emcpowerbの両方のデータをテープからリストアできるため、emcpowerbを一時的に切り離す必要はありません。

[図:テープからのリストア時のオブジェクト構成]

[図:テープからのリストアのスケジュール]


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