PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 4.1 (Linux版) |
目次
![]() ![]() |
第1章 機能 | > 1.3 運用管理性を向上させる機能 |
ボリューム拡張とは、ボリュームのデータを保持したまま、ボリュームの容量を増やす機能です。ボリューム拡張は、ボリュームを使用しているアプリケーションを動作させたまま実行できます。この機能を、オンラインボリューム拡張と呼びます。
ボリュームの容量は、ボリュームの最終ブロック以降にディスク領域を追加することにより拡張されます。したがって、ボリューム拡張を行うためには、ボリュームの最終ブロック以降に十分な容量の連続した空き容量が必要です。
ボリュームの最終ブロック以降に十分な容量の連続した空き領域がない場合でも、未使用のディスクをコンカチネートすることにより、オンラインボリューム拡張が可能になります。
「コンカチネーションとオンラインボリューム拡張」の利用条件
本機能を使用して拡張できるのは、以下の条件を満たすボリュームのみです。
コンカチネーションとミラーリングを併用している。
つまり、コンカチネートされたディスクがミラーリングされている。
コンカチネートされているディスクの個数は1個でもよい。
ミラーリングの多重度は1でも良い。
詳細については、「オンラインボリューム拡張」の「コンカチネーションとオンラインボリューム拡張」を参照してください。
ボリュームの最終ブロック以降に十分な容量の連続した空き領域がない場合でも、GDS Snapshot のオンラインディスク移行の機能を使用して、ボリュームを十分な空き領域があるディスクに移行することにより、オンラインボリューム拡張が可能になります。
オンラインディスク移行については、「オンラインディスク移行」を参照してください。
本機能と、GDS Snapshotの代替ブート環境を作成する機能を組み合わせて使用することにより、システムボリュームのオンラインボリューム拡張が可能です。
GDS Snapshot の代替ブート環境を作成する機能については、「代替ブート環境の作成」を参照してください。システムボリュームを拡張する手順については、「コマンドによるシステムボリュームの拡張」を参照してください。
sdxvolume -Sコマンドを使用します。詳しくは、「sdxvolume−ボリュームの操作」を参照してください。
オンラインボリューム拡張に関する留意事項
「オンラインボリューム拡張」を参照してください。
目次
![]() ![]() |