Systemwalker Service Quality Coordinator ユーザーズガイド Web利用状況管理編 - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003/Solaris(TM) オペレーティングシステム/Linux - 13.0
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第4部 使用手引き> 第13章 公開Webコンテンツの改ざんを監視する

13.1 環境設定画面の見方

改ざん監視用の環境設定画面は、管理サーバの[Webサイト管理]画面から[改ざん監視]ボタンを押下することで辿ることができます。

13.1.1 改ざん監視画面(メニュー画面)

この画面は、改ざん監視専用のメニュー画面です。監視条件の登録有無により画面構成が変化します。

[URL登録]ボタン

改ざん監視URL登録画面を表示します。
監視条件の新規登録時に使用します。

[URL編集]ボタン

改ざん監視URL編集画面を表示します。
登録されている監視条件の登録内容変更時に使用します。

[URL削除]ボタン

登録済URL削除画面を表示します。
登録されている監視条件の登録内容削除時に使用します。

[環境定義]ボタン

環境定義画面を表示します。
改ざん監視機能の動作環境定義時に使用します。

[稼働状況]ボタン

稼働状況画面を表示します。
改ざん検査の稼働状況確認時に使用します。

リスト

登録されている監視条件の一覧が、監視条件を代表するURLで表示されます。
登録されている監視条件の登録内容変更時および削除時には、操作対象となる監視条件を代表するURLを指定します。

13.1.2 改ざん監視URL登録画面

この画面は、監視条件を登録するための画面です。

改ざん監視URL

監視対象とするコンテンツまたはコンテンツを含むディレクトリのURLを指定します。ディレクトリの場合、その直下のコンテンツが監視対象となります。
使用可能文字は、最大1023文字までです。以下は使用できません。
^ | [ ] { } < > ( ) & $ # " ' * , ?
例1:コンテンツの場合
http://www.fujitsu.com/index.html
例2:ディレクトリの場合
http://www.fujitsu.com/
ここで指定したURLは、改ざん監視画面、稼動状況画面、改ざん検出通知において監視条件を代表するURLとして使用されます。

モード

チェックすると、[改ざん監視URL]がディレクトリの場合にその配下すべてのコンテンツが監視対象となります。

検査頻度

改ざん検査の実行頻度を指定します。

改ざん監視ディレクトリ

[改ざん監視URL]で指定したURLに対応する、公開Webサーバマシン内のファイルまたはディレクトリを絶対パスで指定します。パス形式は、公開Webサーバマシンのプラットフォームに依存します。
使用可能文字は、最大1023文字までです。以下は使用できません。
^ | [ ] { } < > ( ) & $ # " ' * , ?
例1:ファイルの場合
C:\www\index.html
例2:ディレクトリの場合
C:\www
例1:ファイルの場合
/var/www/index.html
例2:ディレクトリの場合
/var/www

通知先E-mailアドレス

改ざん検出通知の送信先のE-mailアドレスを1つだけ指定します。
使用可能文字は、最大1023文字までです。以下は使用できません。
^ | [ ] { } < > ( ) & $ # " ' * , ?

CC

改ざん検出通知の写しを送信する場合、送信先のE-mailアドレスを指定します。複数指定時は、セミコロン(;)で区切ります。
使用可能文字は、最大1023文字までです。以下は使用できません。
^ | [ ] { } < > ( ) & $ # " ' * , ?
例:複数指定の場合
user1@fujitsu.com;user5@fujitsu.com

送信ログパス

改ざん検出通知の送信ログファイルを標準から変更する場合、そのファイルパスを絶対パスで指定します。
使用可能文字は、最大1023文字までです。以下は使用できません。
^ | [ ] { } < > ( ) & $ # " ' * , ?
標準の送信ログファイルは、以下のとおりです。
例:
<インストールディレクトリ(可変)>\control\seq\log\send.log
例:
/etc/opt/FJSVssqc/seq/log/send.log
標準の送信ログファイルは、ログ容量が一定量を超える毎に send.log~ へリネームされ(過去のログは削除されます)、最近のログだけを保持します。過去のログを残したい場合は、送信ログファイルを標準から変更します。

13.1.3 改ざん監視URL編集画面

この画面は、登録されている監視条件を変更するための画面です。

改ざん監視URL

登録されている監視対象URLが表示されます。

モード

改ざん監視URL登録画面の説明を参照してください。

検査頻度

改ざん検査の実行頻度を指定します。[無効]を指定すると、登録内容を残したまま検査だけを停止できます。

改ざん監視ディレクトリ

改ざん監視URL登録画面の説明を参照してください。

通知先E-mailアドレス

改ざん監視URL登録画面の説明を参照してください。

CC

改ざん監視URL登録画面の説明を参照してください。

送信ログパス

改ざん監視URL登録画面の説明を参照してください。

13.1.4 登録済URL削除画面

この画面は、登録されている監視条件を削除するための画面です。

13.1.5 環境定義画面

この画面は、改ざん検出通知の送信環境を設定するための画面です。

ホスト名

SMTPサーバのホスト名を指定してください。
使用可能文字は、最大1023文字までです。以下は使用できません。
^ | [ ] { } < > ( ) & $ # " ' * , ?
SMTPサービスのポート番号は、必ず、標準値(25)としてください。

送信者メールアドレス

改ざん検出通知に付与する送信元E-mailアドレスを指定してください。
使用可能文字は、最大1023文字までです。以下は使用できません。
^ | [ ] { } < > ( ) & $ # " ' * , ?

13.1.6 稼動状況画面

この画面は、改ざん検査の実行状況を確認するための画面です。この画面では、検査結果の累積記録が古い順に表示されます。下図は、ひとつの監視条件に対する実行結果の例です。

Start date

改ざん検査の開始時刻です。

End date

改ざん検査の終了時刻です。

URL

監視条件として登録された[改ざん監視URL]です。

Phase

監視条件に対する検査が分割実行された場合の通し番号です。
改ざん検査の実行は基本的には監視条件単位ですが、監視条件に含まれるコンテンツ数が一定量を超えると一定量単位となり、その通し番号が表示されます。なお、監視条件に含まれるコンテンツ数が一定量に満たない場合は、この表示はありません。

Mode

監視条件として登録された[モード]です。

Tamper Monitor directory

監視条件として登録された[改ざん監視ディレクトリ]です。
改ざん検査の実行時に[改ざん監視ディレクトリ]が見つからない場合、次のメッセージが表示され、以降の項目は表示されません。
"Tamper Monitor directory is not found."

Number of Web contents

監視条件に含まれるコンテンツの総数です。[Phase]の表示がある場合はその検査単位において検査対象となったコンテンツ数です。

Modified file list

改ざん(書替え)の可能性があるコンテンツのリストです。

Deleted file list

改ざん(削除)の可能性があるコンテンツのリストです。

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