Systemwalker Service Quality Coordinator ユーザーズガイド Web利用状況管理編 - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003/Solaris(TM) オペレーティングシステム/Linux - 13.0 |
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第2部 導入(基本編) | > 第5章 管理サーバの環境を準備する |
管理サーバでは、インストール先のWebサーバに対する仮想ディレクトリを設定する必要があります。
仮想ディレクトリの設定は、Webブラウザから[Webサイト管理]画面を表示できるようにするための設定です。
仮想ディレクトリの設定方法を以下に示します。
Windowsの場合、仮想ディレクトリの設定、およびベーシック認証の設定を行う必要があります。
仮想ディレクトリは、管理サーバのインストール時に自動的に設定されません。以下のIIS設定コマンドを起動して環境を構築してください。
<管理サーバのインストールディレクトリ>\bin\sqcSetIISreg.exe -m |
Microsoft(R) Internet Information Serverがインストールされていない環境に管理サーバをインストールした場合、Microsoft(R) Internet Information Serverをインストールした後、上記のIIS設定コマンドを起動して環境を構築してください。
インストールまたはIIS設定コマンドを実行する場合、事前にWWWサービス(World Wide Web Publishing Service)が起動している必要があります。また、Microsoft(R) Internet Information Serverのバージョンが5.0または6.0の場合、「既定のWebサイト」として設定されているサイトが存在していることを確認してください。
これにより、Microsoft(R) Internet Information Serverに以下の仮想ディレクトリが作成されます。
サービス |
設定項目 |
設定の内容 |
---|---|---|
WWWサービス |
エイリアス |
SQC |
ディレクトリ |
<インストールディレクトリ>\www 例) C:\Program Files\SystemwalkerSQC\www |
|
アクセス権 |
読み取り 実行(スクリプトを含む) |
手作業で仮想ディレクトリを設定する場合も上記の内容を設定してください。
仮想ディレクトリの設定方法については、Microsoft(R) Internet Information Serverのマニュアルを参照してください。
以上の設定で、Webブラウザに以下のURLを指定すると、Webサイト管理画面が表示できるようになります。
管理サーバがWindowsの場合 :
http://管理サーバのホスト名/SQC/default.htm |
仮想ディレクトリのプロパティを、手作業で設定する必要があります。
匿名アクセスで使用されるアカウントとしてAdministratorの権限を持つアカウントを設定してください。設定方法は以下のとおりです。
環境設定画面にアクセス制限を行う必要がある場合には、環境設定画面にベーシック認証を適用してください。
ベーシック認証の設定方法を以下に示します。
上記設定により、環境設定画面を表示する時、認証画面が表示されるようになります。認証画面では、Administratorの権限を持つアカウントを入力してください。
ここでは、以下のWebサーバを例に、設定手順を説明します。
# Systemwalker Service Quality Coordinator 12.0 # Alias /SQC/cgi-bin/ "/opt/FJSVssqc/www/cgi-bin/" <Directory "/opt/FJSVssqc/www/cgi-bin"> Options ExecCGI AllowOverride None Order allow,deny Allow from all </Directory> # Alias /SQC/ "/opt/FJSVssqc/www/" <Directory "/opt/FJSVssqc/www"> Options None AllowOverride None Order allow,deny Allow from all </Directory> |
AddHandler cgi-script .cgi
AddDefaultCharset Off
以上の設定で、Webブラウザに以下のURLを指定すると、Webサイト管理画面が表示できるようになります。
管理サーバがSolaris,Linuxの場合 :
http://管理サーバのホスト名/SQC/index.html |
[修正セクション]
server {
}
または
url 仮想サーバURL{
}
server{} : 全サーバに対するデフォルトとして設定します。仮想サーバ運用をしない場合はこちらで構いません。
url{} : 特定の仮想サーバだけに対して設定します。Systemwalker Service Quality Coordinatorを仮想サーバで運用する場合は、運用する仮想サーバの当該セクションに設定してください。
[設定レコード]
cgi_enable "yes" map /SQC/ /opt/FJSVssqc/www/ map /SQC/cgi-bin/ /opt/FJSVssqc/www/cgi-bin/ cgi |
cgi_enable : レコードが既に存在する場合は、レコードを追加せずに、値だけを書き換えてください。
map : 新たに追加してください。末尾の"cgi"は、拡張子cgiをCGIプログラムとして認識させるためのものです。
以上の設定で、Webブラウザに以下のURLを指定すると、Webサイト管理画面が表示できるようになります。
管理サーバがSolarisの場合 :
http://管理サーバのホスト名/SQC/index.html |
# Systemwalker Service Quality Coordinator 12.0 cgi-path-idnt: /opt/FJSVssqc/www/cgi-bin SQC/cgi-bin link: /opt/FJSVssqc/www |
Interstage Standard Edition V2.0L20同梱よりも前のInfoProvider Proの場合、機能上の制約から上記の設定ができません。そこで、以下のようにUNIXファイルシステムのシンボリックリンク機能で代用します。
# Systemwalker Service Quality Coordinator 12.0 cgi-path-idnt: /opt/FJSVssqc/www/cgi-bin SQC/cgi-bin |
cd "acstop"で定義した公開ディレクトリ ln -s /opt/FJSVssqc/www SQC |
以上の設定で、Webブラウザに以下のURLを指定すると、Webサイト管理画面が表示できるようになります。
管理サーバがSolarisの場合 :
http://管理サーバのホスト名/SQC/index.html |
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