Interstage Application Server 使用上の注意 - Linux -
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第3章 注意事項> 3.10 JDK/JREの注意事項

3.10.1 Linux固有の注意事項

  1. Java使用時、環境変数LANGに日本語(例 ja_JP.eucJP)を設定し、かつ、Xインプットマネージャ(例 kinput2)を起動せず、かつ、GUIアプリケーションを実行したときに、java.awt.AWTException例外が発生する場合があります。環境変数LANGを英語(例 en_US)に設定するか、またはXインプットマネージャをGUIアプリケーション実行前に起動する必要があります。
  2. Java使用時、環境変数LANGに日本語(例 ja_JP.eucJP)を設定し、かつ、GUIアプリケーションを実行したときに、フォントのワーニングメッセージが表示される場合があります。次のいずれかで対処ください。
    1. wadalabフォントをインストールする。
    2. font.properties.jaの使用するフォントを、1.4.1のfont.properties.ja.Turbo等を参考に別の日本語フォントに書き換える。
    3. 境変数LANGを日本語以外で動作させる。
  3. Linuxで、Servletサービスまたはサーブレット・コンテナを使用し、かつServletサービスまたはサーブレット・コンテナの起動・停止を高速に連続して行ったときに、JavaVMがダウンし、coreおよびJavaVMのログファイル(hs_err_pid***.logまたはfjvm_pid***.log (***はプロセスID))が生成される場合がありますので、コンテナの起動・停止を高速かつ連続して行わないようにしてください。
  4. 単純無限ループ処理を行うJavaアプリが動作している場合には、System.exit()等によってJavaVMが停止できずハングアップ状態になる場合があります。Javaアプリ内で以下のようなな単純無限ループ処理は記載しないでください。

    for (int i = 0; i < 10; i++) { i--; }

  5. 下記パッケージがインストールされた開発環境で、JNI(Java Native Interface)を使用したアプリケーションを開発した場合、コンパイルの失敗や予期せぬ動作を引き起こすおそれがあります。JNIを使用したアプリケーションの開発時には、事前に必ずアンインストールしてください。
    - libgcj-devel
    - libgcj-ssa-devel
    - gcc-java
    - gcc-java-ssa
  6. GNOME用ウィンドウマネージャのmetacityを使用している環境において、java.awt.Frame クラスを使用した場合に、Frame.MAXIMIZED_HORIZ、Frame.MAXIMIZED_VERTがFrame.MAXIMIZED_BOTHと同じ動作となります。これはmetacityの仕様であり、ウィンドウマネージャを変更することで回避できます。
  7. デスクトップ環境にGNOMEを使用している環境において、AwtRobot APIを使用しキーボード入力を行うとキーイベントが複数発生する場合があります。これはJavaアプリケーション以外でも発生する問題であり、デスクトップ環境を変更することで回避できます。



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