Interstage Application Server セキュリティシステム運用ガイド
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第3部 SSLによる暗号化通信> 第5章 Interstage証明書環境の構築と利用> 5.2 環境の構築方法

5.2.1 Interstage証明書環境のアクセス権限の設定

Interstage証明書環境を構築する前に、Interstage証明書環境へのアクセスを許可する、所有グループを作成しておく必要があります。

Interstage証明書環境は、スーパユーザによって構築され、特定の所有グループに属する実効ユーザがアクセスすることができます。
 実効ユーザは、利用するサービスによって異なります。各サービス指定の実効ユーザを所有グループに追加設定するようにしてください。

所有グループの作成や変更は、OS提供のツールから実行する方法もありますが、ここでは、コマンドで所有グループを作成する例を示します。

  1. Interstage証明書環境の所有グループを作成します。
    下記の実行例では、「iscertg」というグループを作成しています。

    # groupadd iscertg

  2. useraddまたはusermodコマンドで、実効ユーザをiscertgグループに登録します。
    下記の実行例では、iscertgに「nobody」を追加しています。

    # usermod -G iscertg nobody

コマンドの詳細については、使用しているOSのマニュアルを参照してください。

作成した所有グループは、Interstage証明書環境を構築時にscsmakeenvコマンドの-gオプションに指定してください。


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