Systemwalker Centric Manager LAN二重化運用管理ガイド - UNIX共通 -
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第4章 運用

4.4 運用上の注意事項

Systemwalker Centric ManagerをLAN二重化環境で運用する場合、以下の注意が必要です。

■クラスタ環境の場合

■LAN二重化環境のノードを監視対象とする場合

論理インタフェースの状態については、dsphanetコマンドまたはifconfigコマンドにより確認してください。コマンドの詳細については、PRIMECLUSTER GLSのマニュアルを参照してください。

 

■NIC切替運用のLAN二重化環境のノードを監視対象とする場合

ネットワーク性能監視機能を使用する場合、切り替えが発生するたびに、ノードの構成情報を取得し、ポリシーを再作成する必要があります。

設定方法は、自動と手動の2種類があります。

◆自動運用

以下の手順で、設定してください。

  1. 切り替えが発生した場合にPRIMECLUSTER GLSが出力するメッセージ番号の870および871を、イベント監視の条件定義で設定します。

    イベント監視の条件定義の設定方法については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。また、メッセージの詳細については、PRIMECLUSTER GLSのマニュアルを参照してください。

  2. 監視したイベントに対して、イベント発生時にアプリケーションを起動するために、アプリケーション起動の[アクション定義]ダイアログボックスで、以下の項目について設定します。

    アクション定義の詳細は、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。また、切り替え時間の詳細については、PRIMECLUSTER GLSのマニュアルを参照してください。

◆手動設定

以下の手順で、ポリシーを再作成してください。

  1. 運用管理クライアントで、[Systemwalkerコンソール]を起動します。
  2. [Systemwalkerコンソール]で、LANを二重化しているノードを指定します。
  3. [ポリシー]メニューから、[ポリシーの定義]−[ネットワークの性能]−[ノード]を選択します。

    →[ノード設定(ネットワーク性能)]ダイアログボックスが表示されます。

  4. [構成情報再取得]ボタンをクリックし、ノード構成情報を取得します。
  5. [OK]ボタンをクリックし、ポリシーを作成します。
  6. ポリシーを配付・適用します。

PRIMECLUSTER GLSをNIC切替運用で使用した場合、切り替えによりインタフェース構成が物理的に変更されるため、継続して監視することができません。

切り替えが発生した場合、以下のイベントが通知されます。

MpTrfAgt:WARNING: 204: (host)にMIBオブジェクトが実装されていません。MIB名=ifInOctets.*


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