Systemwalker Centric Manager LAN二重化運用管理ガイド - UNIX共通 -
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第2章 環境

2.1 管理対象

Systemwalker Centric Managerでは、以下の運用形態を管理します。

■NIC切替方

Systemwalker Centric Manager の業務サーバで、PRIMECLUSTER GLSをNIC切替方式で使用した場合のサポート形態を以下に示します。

NIC切替時の特徴を、以下に示します。

非クラスタシステムでNIC切替運用する場合の運用モデ

クラスタシステムでNIC切替運用する場合の運用モデ

Systemwalker Centric Managerが動作する引継ぎ方式は、論理IPアドレス引継ぎです。物理IPアドレス引継ぎI、物理IPアドレス引継ぎIIを選択した場合、動作しません。

■高速切替方

Systemwalker Centric Manager の業務サーバで、PRIMECLUSTER GLSを高速切替方式で使用した場合の特徴、およびサポート形態を以下に示します。

◆非クラスタシステムでの運用モデル

◆クラスタシステムでの運用モデル

業務サーバ自身のIPアドレスの定義

クラスタシステムで高速切替運用する場合、以下の操作により、業務サーバに業務サーバ自身のIPアドレスを定義します。

  1. 業務サーバの自IPアドレスを定義します。

    以下のコマンドを実行し、業務サーバの通信用IPアドレスを定義します。コマンドの詳細は、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

    /opt/systemwalker/bin/opasetip -n 送信先ホスト名 -i 仮想インタフェースのIPアドレス(注1)


    注1)引継ぎ仮想インタフェースのIPアドレスではなく、仮想インタフェースのIPアドレスを指定します。

  2. Systemwalker Centric Manager を再起動します。

    以下のコマンドを実行します。

    /opt/systemwalker/bin/pcentricmgr
    /opt/systemwalker/bin/scentricmgr

クラスタシステムで高速切替運用する場合の運用モデルの例を以下に示します。

IPアドレスをそれぞれ以下のとおりに設定します。

インタフェース

IPアドレス

IP-A1

10.10.10.1

IP-B1

10.10.20.1

IP-C1

10.10.30.1

IP-A2

10.10.10.2

IP-B2

10.10.20.2

IP-C2

10.10.30.2

IP-A3

10.10.10.3

IP-B3

10.10.20.3

IP-C3

10.10.30.3

IP-D

10.10.30.10

Node2(運用系)のファイル名

/opt/systemwalker/bin/opasetip -n 10.10.30.1 -i 10.10.30.2

Node3(待機系)のファイル名

/opt/systemwalker/bin/opasetip -n 10.10.30.1 -i 10.10.30.3

 


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