Systemwalker Centric Manager 高信頼化適用ガイド - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - |
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第2章 運用管理サーバの高信頼化 |
複数の運用管理サーバをそれぞれ主系サーバ、従系サーバと設定し、二重化するシステム構成です。基幹業務で利用するシステムなど、主に監視を止められない場合に利用します。クラスタシステムを用いて高信頼化する場合と異なり、両方のサーバから監視業務を行っているため、ノードダウン時でも監視は継続できます。
運用管理サーバを二重化した場合の構成図を以下に示します。
運用管理サーバ二重化では、構成情報やポリシーを定期的に同期し、主系サーバと従系サーバで整合性を保持する同期運用と、構成情報やポリシーを定期的に同期しない非同期運用があります。
以下に同期運用、および非同期運用について説明します。
同期運用では、構成情報や定義情報を、定期的に同期させ運用を行います。主系サーバと従系サーバで運用上の不整合をなくすために、従系サーバでは、一部の機能に制限がありますが、従系サーバ側でも常に監視や操作ができます。
主系サーバ側に異常が発生し、復旧に時間がかかる場合は、従系サーバを主系サーバに切り替えることで運用を引き継ぎます。
非同期運用では、主系サーバと従系サーバで運用管理作業を行うことができます。主系サーバと従系サーバで使用できる機能に制限はありませんが、ポリシー運用など双方から行うと不整合(あとから配付した方が適用される)を起こすこともあり、運用上の注意が必要です。主系サーバおよび従系サーバでイベントの通知と対処情報の同期が可能です。
主系サーバ側に異常が発生した場合でも切り替え作業は必要ありません。非同期運用では、主系サーバと従系サーバで同期を行わないため、構成情報や定義情報は、各サーバで保存しています。
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