Systemwalker Centric Manager 業務サーバクラスタ適用ガイド Windows編 - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第5章 利用機能別に必要な設定

5.1 運用形態名で監視する場合

業務サーバ(プライマリとセカンダリ)に運用形態名を定義することで、クラスタ名の代わりに運用形態名が、[Systemwalkerコンソール]に表示されます。また、クラスタのフェールオーバに連動して、運用形態名を動的に変化させることができます。

◆定義ファイル

定義ファイルは、以下の場所に格納されています。

Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpopagt\ETC\oparuntype


◆ファイルの形式

定義ファイルの形式は以下のとおりです。

DEFRUNTYPE ON | OFF
RUNTYPE "運用形態名"
GROUP "サービス名" ON | OFF
GROUP "サービス名" ON | OFF
        :
RUNTYPE "運用形態名"

DEFRUNTYPE

クラスタ名表示を指定します。

RUNTYPE、GROUP

グループの状態が、RUNTYPEの定義行の次行以降に定義したグループの状態になると、RUNTYPEに定義した運用形態とみなされます。上の行にある定義が優先されます。RUNTYPE定義は、64行まで定義することができます。

グループを定義していない場合は、“ON”でも“OFF”でも一致とみなされます。

運用形態名:

最大16バイトの文字列で定義します。

サービス名:

ON:グループの状態が、オンラインです。

OFF:グループの状態が、オフラインです。

DEFRUNTYPE、RUNTYPEおよびGROUPの組み合わせと表示結果を、以下の表に示します。

DEFRUNTYPE

RUNTYPE,GROUP

表示

ON

一致する運用形態名なし

クラスタ名

一致する運用形態名あり

運用形態名

OFF

一致する運用形態名なし

なし

一致する運用形態名あり

運用形態名

◆定義ファイルの設定例

以下に設定例を示します。以下の設定例では、サービスAが運用系で動作している場合、運用形態名は“正常”と表示され、フェールオーバによりサービスAが待機系に移行した場合、運用形態名は“異常”と表示されます。

運用系

DEFRUNTYPE ON
RUNTYPE "正常"
GROUP "サービスA" ON

RUNTYPE "異常"
GROUP "サービスA" OFF

待機系

DEFRUNTYPE ON
RUNTYPE "正常"
GROUP "サービスA" OFF

RUNTYPE "異常"
GROUP "サービスA" ON

 


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