Systemwalker Operation Manager スケジュール分散機能説明書 - Solaris(TM) オペレーティングシステム - - Linux/Linux for Itanium(R) - - HP-UX - |
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第3章 運用方法 | > 3.3 持ち越しジョブネットの運用 |
起動条件としてメッセージを待ち合わせているジョブネットが持ち越されている場合、運用日を意識してメッセージ事象を発生させ、意図する運用日のジョブネットのみにメッセージ事象を通知することができます。
運用日を意識したメッセージ事象を発生させ、意図する運用日のジョブネットを起動するには、以下の方法があります。
ジョブネット内のジョブとしてメッセージ事象を発生させる場合は、jobschmsgeventex メッセージ事象発生コマンドに-dxオプションを指定してジョブネット内のジョブに登録します。この場合は、登録されたジョブネットが起動された運用日と同じ運用日のジョブネットに対して、メッセージ事象を通知します。
直接コマンドを発生するなどの方法でメッセージ事象を発生させる場合、jobschmsgeventex メッセージ事象発生コマンドに-dオプションで運用日を指定することができます。-dオプションで指定した運用日のジョブネットに対して、メッセージ事象を通知することができます。
コマンドの詳細は、“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”の“jobschmsgeventex メッセージ事象発生コマンド”を参照してください。
メッセージ事象により、運用日ごとのジョブネットがどのように連携して動作するかを以下に説明します。また、日変わり時刻は、“00:00”に設定されているものとします。
下図のジョブネット“NET001”は、ジョブネット“MSG”で発生するメッセージ事象を待ち合わせて起動されるものとします。下図では、1月6日分の“NET001”および“MSG”1月7日分の“NET001”および“MSG”が実行待ちの状態です。
1月6日のジョブネット“MSG”で、jobschmsgeventコマンドでメッセージを発生させたとします。
jobschmsgeventコマンドは、運用日の概念がないため、すべての日付の“NET001”にメッセージ事象が通知され、すべての日付の“NET001”が起動されます。
1月6日のジョブネット“MSG”で、jobschmsgeventexコマンドでメッセージを発生させたとします。
jobschmsgeventexコマンドでは、コマンドが登録された日付のプロジェクトのみにメッセージ事象を発生させることができるため、1月6日の“NET001”のみが起動されます。
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