Systemwalker Operation Manager バージョンアップガイド - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003 -
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第2章 移行手順> 2.2 別のマシンへ移行する手順

2.2.2 UNIX版の移行

UNIX版のSystemwalker Operation managerを別のマシンに移行する場合、移行用退避コマンドおよび移行用変換・登録コマンドを使用します。

  1. 移行先マシンへのSystemwalker Operation Managerのインストール

    移行先のマシンへ、本バージョンのSystemwalker Operation Managerをインストールします。以下のことに注意してインストールしてください。

    インストール手順、環境設定、サブシステム用のポート番号の設定の詳細は、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”を参照してください。

  2. Systemwalker Operation Managerによる業務の運用の停止

    移行元マシンおよび移行先マシンの両方で、Systemwalker Operation Managerによる業務の運用を停止します。なお、Systemwalker Operation Managerの各デーモンは、移行用退避コマンドおよび移行用変換・登録コマンドを実行すると自動的に停止されるため、停止しておく必要はありません。

  3. 移行用退避コマンドの実行

    移行元マシンに本バージョンのSystemwalker Operation ManagerのCD-ROMをセットし、以下の移行用退避コマンドを実行します。

    <cdrom-root>/unx/tool/swmove -b 退避先ディレクトリ


  4. 移行用変換・登録コマンドの実行

    移行先マシンに本バージョンのSystemwalker Operation ManagerのCD-ROMをセットし、以下の移行用変換・登録コマンドを実行します。

    <cdrom-root>/unx/tool/swtrans -b 退避先ディレクトリ

[GEE]

  1. グローバルサーバジョブ連携の設定

    移行するバージョンが、Systemwalker Operation Manager GEE版の場合、グローバルサーバと通信させるために必要な、以下の設定作業を行ってください。

    • ホスト名の定義
    • ポート番号の定義

    設定作業の詳細は、“Systemwalker Operation Manager Global Enterprise Edition説明書”の“管理サーバ側の作業”を参照してください。

  1. IPアドレスおよびホスト名の変更

    移行元マシンと移行先マシンのIPアドレスが異なる場合、移行先マシンおよび連携させるSystemwalker Operation Managerの他のマシンについて、IPアドレスおよびホスト名の定義情報を見直し、必要に応じて再設定してください。

    見直しが必要な定義情報については、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”の“IPアドレス、ホスト名の変更”を参照してください。

  2. プロセス監視機能、デーモン起動コマンドの定義

    プロセス監視機能の定義およびデーモン起動コマンドの定義は、自動的に移行されません。

    移行前の定義は、拡張子に“ .beforeXXXXXXXX_trans”を付加したファイル名で同一フォルダ上に退避されますので、必要に応じて退避ファイルを参照し、本バージョンの定義ファイルを修正してください。(“XXXXXXXX”は、本製品のバージョンレベルを表します。)

    退避対象の定義ファイルは、以下の4つです。定義ファイルの詳細については、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”を参照してください。

拡張ユーザ管理機能を利用している場合、Operation Managerユーザ情報およびプロジェクトへのアクセス権情報は、以下のように移行されます。

移行先にOperation Managerユーザが存在した場合、Operation Managerユーザ情報は、移行元のOperation Managerユーザ情報に置き換わります。


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