Systemwalker Operation Manager バージョンアップガイド - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003 -
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第1章 バージョンアップ概要

1.1 本製品にバージョンアップした場合の変更点

本製品にバージョンアップした場合の変更点について説明します。

■13.0の新機能

13.0で追加された機能は下表のとおりです。

機能名

追加された機能

ジョブスケジューラ

[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウの[起動日]シートの[基準情報]に[営業日基準]が追加されました。これにより、その月の月初め日から何日目、または月締め日から逆算して何日目の営業日というパターンで起動日を設定することが可能となりました。

ジョブスケジューラ

[ジョブ一覧]/[ジョブネット一覧]ウィンドウにおいて、確認操作を有効にしており、ジョブネットおよびグループが異常終了/強制終了した場合に、“(確認操作の必要あり)”が表示されるようになりました。また、[ジョブ一覧]ウィンドウでは、メッセージ待ちが“あり”の場合、[発生状況]ボタンが表示され、メッセージ事象の発生状況が容易に確認できるようになりました。

ジョブスケジューラ

起動日を設定したジョブネットを子ジョブネットとして登録できるようになりました。

ジョブスケジューラ

ジョブネット/グループをプロジェクト単位で一括して操作(停止/停止解除/無効/無効解除)できるようになりました。

ジョブスケジューラ

Oracle E-Business Suiteコンカレント用ジョブのジョブアイコンが追加されました。

ジョブスケジューラ

Interstage JOB workload serverのバッチフレームワークジョブがSystemwalker Operation Managerで扱えるようになりました。

ジョブスケジューラ
(複数サーバ監視)

[複数サーバ監視]ウィンドウにおいて、登録した監視ホストの定義を切り替えられるようになりました。

カレンダ
ジョブスケジューラ

[カレンダの保存]ウィンドウにおいて、休日情報(ジョブネットの起動日)の反映開始日が設定できるようになりました。

ジョブ実行制御

[運用情報の定義]ウィンドウに[ネットワーク]シートが追加されました。これにより、接続リトライの間隔と回数が変更できるようになりました。

スケジュール分散機能【UNIX版】

HP版において、スケジュール分散機能が追加されました。

スケジュール分散機能【UNIX版】

過去のスケジュール状況が“未実行”の場合の“スケジュール実行”ができるようになりました。

スケジュール分散機能【UNIX版】

当日のスケジュール状況が“ない”場合の“再スケジュール”ができるようになりました。

スケジュール分散機能【UNIX版】

作成済みの運用日管理プロジェクトへマスタプロジェクトからジョブネットを個別に投入(抽出・登録)することができるようになりました。

以下のコマンドが追加されました。

−stemschnet ジョブネット投入コマンド

スケジュール分散機能【UNIX版】

[スケジュール分散状況監視[全体状況]]ウィンドウ、[スケジュール分散状況監視[詳細状況]]ウィンドウから管理サーバの切り替えができるようになりました。

スケジュール分散機能【UNIX版】

[スケジュール分散状況監視[全体状況]]ウィンドウ、[スケジュール分散状況監視[詳細状況]]ウィンドウからジョブスケジューラ機能の稼働状態が確認できるようになりました。

スケジュール分散機能【UNIX版】

運用指示が“打ち切り”の場合の日変わり時刻10分前を過ぎてからも実行できるようになりました。

スケジュール分散機能【UNIX版】

スケジュール状況が“適用待機”である運用日にサーバを起動した場合にも、“サーバ起動時に起動”のジョブネットが起動できるようになりました。

ジョブネットやジョブを定義する時の制御文の編集(Job Designer)

ジョブネットやジョブを定義する時の制御文をMicrosoft(R) Excelで簡単に編集することができるようになりました。

■13.0で変更された機能

13.0で変更された機能は下表のとおりです。

機能名

変更された機能

ジョブスケジューラ

shutdown.exeコマンドが使用できなくなりました。これにより、シャットダウン出口(プログラム)が変更されました。

ジョブスケジューラ

[表示開始時刻の設定]ウィンドウで、開始時刻の指定が“時分”から“時”のみになりました。

ジョブスケジューラ

ジョブネットが異常終了した場合に、MS-Mailによる通知が設定できなくなりました。

ジョブスケジューラ

MS-Mail受信を契機としたジョブネットの起動ができなくなりました。

電源制御

終了監視オプションにて、MS-Mailが使用できなくなりました。

イベント監視・アクション管理

電子メール(MS-Mail)による文書の通知ができなくなりました。

イベント監視・アクション管理

旧バージョンのSystemwalker Operation Managerで提供された“アクション実行API”の、“Mp_SendMSMail”が使用できなくなりました。【Windows版】

業務連携

RASCI.EXEリモートアクセス制御コマンドが使用できなくなりました。

業務連携

以下のUDPポートを使用しなくなりました。
−2681/udp
−2686/udp

インストール

−新規インストールで、Systemwalker Operation Manager環境設定クライアントが、サーバ機能にはインストールされなくなりました。

−サーバ機能のみインストールした環境をアップグレードインストールした場合、クライアント機能もインストールされます。

その他

一部のメッセージについては、改善されていますので、出力されるメッセージが異なります。詳細は、“V12.0L10/12.0/V12.0L11/12.1からの移行”を参照してください。

■12.1からの機能

12.1で追加された機能は下表のとおりです。

機能名

追加された機能

Solaris 10に対応

Solaris 10のGlobal ZoneおよびNon-global ZoneでSystemwalker Operation Managerが運用できます。ただし、サーバ電源制御は、Zone機能を利用した運用をサポートしていません。

■V12.0L10/12.0からの機能

V12.0L10/12.0で追加された機能は下表のとおりです。

機能名

追加された機能

拡張ユーザ管理機能【UNIX版】

拡張ユーザ管理機能が追加されました。Systemwalker Operation Managerの各機能を利用するユーザを、OS上ではなく、Systemwalker Operation Manager上に登録し、管理できます。

Systemwalker Centric Managerとの連携

Systemwalker Centric Managerとの連携において、Systemwalker Centric Managerの監視画面のイベント一覧から、異常終了したジョブネットの[ジョブネットの監視]ウィンドウを直接表示させる機能が追加されました。

ジョブスケジューラ
(複数サーバ監視)

複数サーバ監視において、以下の機能が追加されました。
− 監視ホストの定義が複数、登録できます。
− 複数サーバ監視クライアントの起動時に、使用する監視ホストツリーが選択できます。

ジョブスケジューラ

jobschsetprojectコマンドの引数として指定するプロジェクト制御文において、更新権ユーザの指定が可能となりました。

ジョブスケジューラ

ウィンドウの“リフレッシュ間隔”および“[操作の確認]ダイアログボックス表示/非表示”の設定がウィンドウから可能になりました。

ジョブスケジューラ

[業務選択]ウィンドウが以下のように改善されました。
− リフレッシュが可能になりました。
− ジョブネット/グループを[登録順]または[名前順]に整列することが可能になりました。
− 機能を選択しなくても、サブシステムのツリーが表示されるようになりました。
− キーボードの矢印キーでも、[Systemwalker Operation Manager]ウィンドウの表示内容が変更されるようになりました。

ジョブスケジューラ

[メッセージ事象一覧]ウィンドウが以下のように改善されました。
− Operation Managerクライアントの[メッセージ事象一覧]ウィンドウにおいて、メッセージ事象の発生回数が表示されるようになりました。
− Webブラウザの[メッセージ事象一覧]ウィンドウにおいて、メッセージ事象の発生済マークおよび発生回数が表示されるようになりました。

ジョブスケジューラ

ジョブスケジューラ情報の印刷が、以下のように改善されました。
− ジョブネット一覧およびグループ一覧において、[昇順]/[降順]の指定が可能になりました。

ジョブ実行制御

Systemwalker Operation Managerの運用中に、分散実行先のホストを追加/削除できるようになりました。
以下のコマンドが追加されました。
− mjdjadd 分散実行の構成ホスト追加コマンド
− mjdjdel 分散実行の構成ホスト削除コマンド
− mjdjalt 分散実行の設定変更コマンド
− mjdjstat 分散実行の状態表示コマンド

スケジュール分散機能【UNIX版】

Linux版/Linux for Itanium版において、スケジュール分散機能が追加されました。

スケジュール分散機能【UNIX版】

jobschprint -f(-F)/-g(-G)コマンド(ジョブネットの履歴情報の出力)に相当する、スケジュール分散機能のstemprint -f(-F)/-g(-G)コマンドが追加されました。

スケジュール分散機能【UNIX版】

jobschprint -n(-N)コマンド(ジョブネットの現在の状態を出力)に相当する、スケジュール分散機能のstemprint -n(-N)コマンドが追加されました。

スケジュール分散機能【UNIX版】

当日のスケジュールが“なし”の場合、“スケジュール取り消し”ができるようになりました。

共通コマンド

製品情報を表示する以下のコマンドが追加されました。
− F3crfverコマンド
− swpkginfoコマンド【UNIX版】

■V12.0L10/12.0で変更された機能

V12.0L10/12.0で変更された機能は下表のとおりです。

機能名

変更された機能

ジョブ実行制御

分散実行機能を使用する場合、同一ホストグループに、同じ名前のホストを追加できなくなりました。詳細は、“V11.0L10/11.0からの移行”を参照してください。

その他

一部のメッセージについては、改善されていますので、出力されるメッセージが異なります。詳細は、“V11.0L10/11.0からの移行”を参照してください。


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