Systemwalker Operation Manager クラスタ適用ガイド UNIX編 - Solaris(TM) オペレーティングシステム - - Linux/Linux for Itanium(R) - - HP-UX -
目次 索引 前ページ次ページ

第2章 導入> 2.2 インストール

2.2.1 クラスタシステムの構築

クラスタシステムは、以下の手順で構築します。

■1)システム構成の検討

“1:1運用待機”、“N:1運用待機”、“2ノード相互待機”および“カスケード”の特徴および注意事項を考慮し、どの形態を採用するか、Systemwalker Operation Managerサーバをどのようにクラスタ構成にするかあらかじめ検討します。

■2)リソースの準備

Systemwalker Operation Managerをクラスタシステムに導入するために必要な、以下のリソースを準備します。

Sun Cluster 3.0では、共有ディスクは、“グローバルファイルシステム”です。Sun Cluster 3.0の場合は、“共有ディスク”は、“グローバルファイルシステム”と読み替えてください。

◆共有ディスクの見積も

クラスタシステムのノードで共通に使用する、共有ディスクの容量を見積もります。共有ディスクには、Systemwalker Operation Managerの以下のディレクトリを配置するため、以下のディレクトリの容量を見積もります。

ジョブスケジューラ、ジョブ実行制御およびスケジュール分散のディレクトリ容量は、通常のシステムで必要なディレクトリ容量と同じです。見積もり方法の詳細は、“Systemwalker Operation Manager 解説書”を参照してください。

カレンダ制御情報のディレクトリ容量は、以下の値を見積もってください。

カレンダ制御情報用の共有ディスクの容量(bytes)=50(bytes)×登録カレンダ数×使用するサブシステムの数

◆論理IPアドレスの準

クラスタシステムで使用する、運用系と待機系とで共通な仮想のIPアドレスである、論理IPアドレスを準備します。

論理IPアドレスは、1:1運用待機およびカスケードの場合は1個、N:1運用待機の場合はN個、2ノード相互待機の場合は2個、ノード固有の物理IPアドレスとは別に、準備します。論理IPアドレスには、すべてのネットワークで使用されていないアドレスを準備してください。

■3)クラスタシステムのインストール

クラスタシステムをインストールし、クラスタシステムを構築します。クラスタシステムの構築方法の詳細については、クラスタシステムのマニュアルを参照してください。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 1995-2006