PowerSORT V5.0 使用手引書
目次 索引 前ページ次ページ

第6章 C言語プログラムからPowerSORTを使用する> 6.5 BSORT関数で使用する構造体

6.5.8 BSFSYS構造体

BSFSYS構造体は、入力ファイルシステムを指定するための構造体です。
BSFSYS構造体の領域を確保する際の領域の大きさはBS_INPFSYSSIZE(n)を使って求められます。
BS_INPFSYSSIZE(n)は、n個の入力ファイルシステムの情報をもつBSFSYS構造体の大きさを求めるマクロです。

typedef struct {
  unsigned long   entry_no;
  unsigned char   filesys[1];
} BSFSYS;

■BSFSYS構造体メンバ

unsigned long entry_no

指定する入力ファイルシステムの数を設定します。

unsigned char filesys[n]

入力ファイルのファイルシステムを設定します。
入力ファイルシステムの指定は、BSFILE構造体のfile_addr[i]に指定したファイルのファイルシステムをfilesys[i]で設定するように、入力ファイルと1対1に対応します。入力ファイルシステムの数が入力ファイルパス名の数より少ない場合は、最後に指定したファイルシステムが残りのファイルに適用されます。
指定可能なファイルシステムを以下に示します。定義値としてBSFS_COB1、BSFS_COB2、BSFS_COB3を指定する場合、BSFS_COB1、BSFS_COB2、BSFS_COB3と実際のファイルシステムとの対応はスタートアップファイルのBSORT_FILESYS_fsで定義します。COBOLファイルシステムには、富士通COBOLファイルシステムを指定できます。

定義値

ファイルシステム

BSFS_UFS

システムの標準ファイルシステム(省略値)

BSFS_COBS64

富士通COBOLファイルシステム(順ファイル)

BSFS_COBR64

富士通COBOLファイルシステム(相対ファイル)

BSFS_COBI64

富士通COBOLファイルシステム(索引ファイル)

BSFS_COB1

COBOLファイルシステム

BSFS_COB2

COBOLファイルシステム

BSFS_COB3

COBOLファイルシステム


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2005-2006