Symfoware Server RDB運用ガイド(データベース定義編) - FUJITSU -
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第1章 Symfoware/RDBの概要

1.4 RDBコマンドのロケールと文字コード系

RDBコマンドプロセスのロケールおよび文字コード系と、Symfoware/RDBプロセスのロケールおよび文字コード系の関係を説明します。
なお、RDBコマンドプロセスのロケールはRDBコマンドのロケール、Symfoware/RDBプロセスのロケールはSymfoware/RDBのロケールといいます。

■データベースの文字コード系とSymfoware/RDBのロケー

Symfoware/RDBでは、以下の文字コード系が使用できます。

データベースに格納するデータの文字コード系は、Symfoware/RDBをインストールするときに指定します。また、Symfoware/RDBのインストール時には、Symfoware/RDBプロセスが動作するときのロケールも指定します。一般的に、不要な文字化けなどの問題を回避できるため、プロセスのロケールと文字コード系は同一のものを選択します。Symfoware/RDBにおいても、この考え方のもと、データベースの文字コード系に一致するロケールを選択することを推奨します。

[表: Symfoware/RDBのロケールとデータベースの文字コード系の関係]

 

Symfoware/RDBのロケール(OSのデフォルトロケール)

ja

ja_JP.U90

ja_JP.PCK

ja_JP.UTF-8

C

ja_JP.eucJP

ja_JP.UTF-8

C

日本語

データベースの
文字コード系

EUC_S90

×

×

×

×

EUC_U90

×

×

×

×

SJIS

×

×

UNICODE

◎:組み合わせて運用可能(推奨)
○:組み合わせて運用可能
▲:組み合わせて運用可能(従来互換として存在)
×:組み合わせて運用不可能(インストール時に選択できません)

EUC_S90:日本語EUCコードのS90コード
EUC_U90:日本語EUCコードのU90コード
SJIS:シフトJISコード
UNICODE:UNICODE

■RDBコマンドプロセスのロケールと文字コード

RDBコマンドを実行すると、RDBコマンドプロセスが起動され、Symfoware/RDBプロセスと通信路を確立し、情報をやり取りしながら処理を行います。このとき、RDBコマンドプロセスのロケールは、UNIX系システムで標準のCロケールを除き、Symfoware/RDBプロセスと同一のロケールでなければなりません。RDBコマンドプロセスとSymfoware/RDBプロセスのロケールが異なる場合は、RDBコマンドは異常終了します。

プロセスが使用する資源の文字コード系は、プロセスのロケールによって決まるのが一般的です。RDBコマンドプロセスにおいても、使用する資源の文字コード系は、RDBコマンドプロセスのロケールにより決まります。したがって、RDBコマンドが使用する資源、たとえば、rdbddlexコマンドに指定するDDL定義文などは、そのロケールの文字コード系で作成することが必要です。


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