キャッシュ機能説明書 (統合環境設定編)
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8.4 ディレクトリサーバ設定
本節では、ディレクトリサーバ設定の設定項目について説明します。
以下にディレクトリサーバ設定の設定項目の説明を示します。
- ディレクトリサーバ
- 接続するディレクトリサーバのホスト名、または、IPアドレスを入力します(省略できません)。
- ホスト名は英数字と一部特殊文字(特殊文字セット3)で256文字まで指定できます。
- IPアドレスは"X1.X2.X3.X4"の形式で指定します。
- ディレクトリサーバは複数指定することができます。複数指定した場合、指定された順に接続を行い、最初に接続に成功したディレクトリサーバと連携します。
- ポート番号
- ディレクトリサーバのポート番号を入力します(省略できません)。
- 1〜65535の範囲で入力します。
- 初期値は389です。
- ディレクトリサーバの通常のソケット通信でのデフォルトポート番号は389、SSL通信を行う場合のデフォルトポート番号は636です。
- BINDするためのDN
- ディレクトリサーバに接続するためのDNを入力します。
- BINDするためのDNは512バイトまで入力できます。
- 省略した場合は、"anonymous"で接続します。
- BINDするためのパスワード
- ディレクトリサーバに接続するためのパスワードを入力します。
- BINDするためのパスワードは128文字まで入力できます。
- 省略した場合は、"anonymous"で接続します。
- パスワード(再入力)
- パスワードを再度入力します。
- “BINDするためのパスワード”で指定を省略した場合は、ここには何も入力しないでください。
- 無通信監視時間
- PROXYサーバとディレクトリサーバ間の無通信状態を監視する時間を入力します。ここで指定された時間(秒)以上無通信状態が続いた場合、ディレクトリサーバとのコネクションを切断します。(省略できません)
- 0〜999999の範囲で指定します。初期値は、300秒です。
- 0を指定した場合、無通信状態の監視を行いません。
- ディレクトリサーバとの接続にSSLを使用する
- ディレクトリサーバとの接続にSSLプロトコルを使用する場合、このチェックボックスをチェックします。
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- SSLプロトコルバージョン
- ディレクトリサーバとの接続に使用するSSLプロトコルバージョンを指定します。
- 初期値は"SSL3.0"です。
- サーバ認証を行う
- サーバ証明書の認証を行う場合に、このチェックボックスをチェックします。
- 初期値は"行わない"です。
[注意]
- BINDするためのDNは、ディレクトリサーバ認証時に使用するuid属性に対して権限が必要です。
- BINDするためのDNは、不要な空白文字を詰めて入力してください。
- 以下の条件の場合、本製品ではWWWクライアント/WWWサーバとの通信および、ディレクトリサーバとの通信において、UTF-8証明書を使用したSSL通信を行うことができません。
- InfoDiretoryを使用して、ディレクトリサーバ連携を行う、かつ
- ディレクトリサーバとSSLプロトコルによる通信を行う、かつ
- 使用するInfoDirectoryのSDKがUTF-8証明書によるSSL通信をサポートしていない場合。(InfoDirectoryのSDKがUTF-8証明書に対応しているかは、“InfoDirectory使用手引書”を参照してください。)
ただしこの場合でも、UTF-8証明書を使用しない従来のSSL通信は可能ですので、UTF-8証明書を使用しない場合の手順にしたがってSSL環境を作成してください。
図8.1にディレクトリサーバ設定の設定例を示します。
図8.1 ディレクトリサーバ設定の設定例
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